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体験・体感型「サツドラFES 2025」が大盛況

両日ともに入場者でにぎわいを見せた

サツドラホールディングス(本社・札幌市東区、富山浩樹社長)が、9月27・28日に「サツドラFES 2025」を開催した。会場のつどーむには2日間で約9100人が来場。毎年恒例の秋の一大イベントに成長している。

「サツドラFES」は2007年から開催した「サッポロヘルス&ビューティフェア」が前身。行政と健康や美容に関わる団体、メーカーなどが一体となった北海道初のイベントとして、16年まで10年間開催された。

 その後、会場を変え現在の札幌市東区のつどーむでの開催となった。体験・体感型の新しいイベントとして「サツドラFES」に進化。秋の一大イベントとして認知度を高めている。 

 近年は、来場者増加にともなう混雑が課題となっていたが、8回目となった今回は、来場者がイベントを存分に楽しめることを目的に入場を有料化。1000円の入場料(18歳以下は無料)に対して、サツドラ全店舗で使える1000円相当のクーポン券を進呈する方式が採用された。

 今年のサツドラFESテーマは『あなたの「楽しい!」が、もっと広がる。』。会場を「体験メーカーゾーン」「セミナーゾーン」「スポーツゾーン」「子ども体験ゾーン」「サツドラゾーン」の5つに分け、130を超える企業・団体が出展し、160超のブースが並んだ。

 特に子どもから人気を集めたのが初登場の「ふわふわゾーン」。デュアルスライダーなど3つのエア遊具には、子どもを中心に行列ができた。

 また「こども薬剤師体験」「おみせづくり体験」など親子で楽しめる体験型ブースにも、目を輝かせた子どもたちが行列。「着ぐるみ大行進」では会場内に歓声が起こった。

 さらに美容・健康・生活に役立つセミナーや各種学校や団体、連携自治体によるPRや体験コンテンツのほか、サツドラでは公式アプリやEZOpay、札幌市とのウェルネス連携、東区のウェルネスラリーのPRなども実施。また、物販ブースを設置して一部のメーカー商品をEZOポイントを10倍にして販売したほか、サツドラ新PBコンセプトの発表ブースも設置するなど新たな試みも行われ好評だった。

 富山浩樹社長は「年々来場者が増え、昨年は駐車場が満車状態で入場制限をしたため、今年は初の有料化に踏み切りました。芸能人らによるステージイベントもあえて実施せず、量より質を重視したイベントを目指しました。各ブースが工夫を凝らし来場者の皆さまは、ゆっくり見て体験し楽しんでいただけたと感じています。今後も出展者の方々とサツドラファンづくりを共有していきたい」とコメントしている。

 

「北海道のくらしをここちよく」が新コンセプトの物販ブース
約130の出展でブースは160を超えた
体験を優先したため、満足度の高いイベントに