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日本アクセス北海道

25周年を迎え記念ロゴを製作。「未来へつなぐ、北海道の力」がテーマ

第9次中期経営計画がスタート。北海道の魅力を再発信

「日本アクセス北海道」は、国内3大食品卸の一角である「日本アクセス」の北海道現地法人。3月で設立25年の節目を迎えた。

 これに合わせて、日本アクセスの西日本営業部門で九州・沖縄エリアを統括していた齋藤伸一氏が新たに社長に就任。「未来へつなぐ、北海道の力」をテーマに、新体制でのスタートを切っている。

 2024年度の業績は、売上高が1045億6800万円(新収益認識基準)で、前年度に引き続き1000億円超え。経常利益も14億円を上回り、増収増益となった。カテゴリー別では近年ニーズが高いチルド、フローズンなどが業績を牽引した。

 また、道産原材料を主に用いた開発商品も堅調に推移。全国人気も高まっており、今年もすでに3商品を市場に投下するなど、同部門も拡大が続いている。

 齋藤社長は「特に4月に発売した『北海道産じゃがいも茹でちゃいました』は、新たな看板商品にしていきたい。加えて、道内の農業生産法人さんと年間契約を結び、原料の仕込みから道産品の全国流通拡大の下支えもしていきます」と意欲的だ。

 一方で今年度は、27年度までの第9次中期経営計画の初年度となる。3年後に売上高1137億円、経常利益15億円を設定し、新スローガンには「変革と挑戦×実践」を掲げた。

 具体的にはチルド、フローズン事業のさらなる底上げを図るほか、ドライ事業と新規ビジネスによる領域拡大で、フルライン卸としての競争優位の確立を目指していく。また、道庁と協業して海外事業も展開していく方針だ。

「生産者やメーカー様のお役に立てるように道産品の拡売に努め、国外への輸出事業や現地商談会の参画にも注力します。道内では、7月30日に札幌市内で当社展示商談会の開催が控えています」と齋藤社長。

そのまま食べられる「北海道産じゃがいも茹でちゃいました」
齋藤伸一社長