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イオン北海道

道内最大規模の「イオンモール札幌発寒」

優良立地の西友9店舗を承継。
売上高は過去最高に

 スーパーマーケットチェーンの道内大手。2025年2月期決算は売上高3540億1800万円(前年同期比6・3%増)、経常利益80億2000万円(同22・9%減)、当期純利益36億600万円(同41・8%減)となった。24年10月に西友が有する道内9店舗の承継に伴う一時的な費用が発生し減益となったものの、売上高は過去最高を更新した。

 最重点取り組みの一つである「独自商品の強化」では、PB商品の「トップバリュ ベストプライス」の売上高が同112・8%。地元の逸品や地域に親しまれている名店とのコラボ商品も好調に推移した。

 新規出店ではGMS1店舗、SM2店舗、小型SM2店舗のほか、西友9店舗も順次営業を再開。うち2店舗はフルリニューアルオープンした。

 サステナブル経営の推進においては、植樹活動を5回実施したほか、フードドライブの取り組みを新たに10店舗でスタートし、道内45店舗に拡大した。今後も店舗が所在する道内全エリアでの実施を計画する。

 次期は、購入頻度の高い商品の価格訴求で競争力のさらなる向上を目指すほか、「イオン道産デー」など独自のセールスマーケティングで差別化を図る。次期は売上高3820億円(同107・9%)、経常利益95億円(同118・5%)、当期純利益50億円(同138・6%)と2期ぶりの増収増益を狙う。

 

青栁英樹社長