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懐かしのPCゲームが30年振りに復活。HTBとコラボも

「ラミィの大冒険1&2 リメイク」のタイトル画面

ソフトウェア開発とBPO事業を手掛けるダットジャパン(本社・札幌市、佐脇由宏社長)が、4月30日に人気PCゲーム「ラミィの大冒険」シリーズの最新作を発売した。

 ダットジャパンは、1986年にゲームソフト開発会社として設立。当時手掛けていたのが、30タイトル以上のミニゲームを収録したゲームソフト「GAMEPACK」だ。2000年から約10年間発売されていた家庭用PC「富士通FMV」シリーズに同梱ソフトとして採用され、多くのユーザーに親しまれてきた。手軽に楽しめるゲームが詰まっており、当時のゲーム文化を象徴する存在だった。

 現在は、ゲーム事業から撤退している同社だが、昨年3月に特に人気があった「エアホッケー」をWebブラウザ版で無料公開。1日あたり2万5000を超えるアクセスを記録するなど、大きな反響を呼んだ。

 これを受け、同シリーズの復活プロジェクトが始動。中でも、根強い人気を誇る「ラミィの大冒険」シリーズの最新作「ラミィの大冒険1&2 リメイク」を、4月30日から、PC用ゲームの配信プラットフォーム「Steam」でリリースした。

 また同日から、エアホッケーのゲーム内に北海道テレビ放送のマスコットキャラクター「onちゃん」が対戦相手として登場するコラボイベントも行われ、好評を博している。

 同社担当者は「当社は道内では希少な自社コンテンツを持ち、販売まで行う企業です。本業以外のこうしたユニークな活動を通じて、多くの方に当社の存在を知っていだきたい」と話す。

「エアホッケー」の対戦相手として登場する「onちゃん」