札幌鋼建工作所

技術力が評価。若手の育成と事業拡大を目指す
「札幌鋼建工作所」は1963年の設立。「三和シヤッター工業」(本社・東京都板橋区)の指定工場として、防火扉などの金属性ドアをはじめ、鋼製建具や建築用金物の設計と製作を行う。製品は全道や東北の学校や病院、ビルや公共施設で導入されている。
伊藤安徳社長は「数㍉㍍の誤差が完成時のトラブルにつながります。物作りの専門家として、〝頼んだ物を確実に仕上げてくれる〟という信頼感を大切に、技術力を向上してきました」と話す。
同社では現在20~30代の技術者が活躍しており、次世代の育成に力を入れる。異業種からの転職も多く、若手の新たな挑戦の場となっている。
「成長意欲があれば経験や知識は不問です。販売員や運送業、牧場スタッフなど前職はさまざま。ベテランスタッフが一から指導し、段階的に仕事を任せていきます」と伊藤社長。2~3年で基本的な業務をこなし一人前になれるという。
「今後も業務の幅を広げていきたい」と伊藤社長。
