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環境負荷の低い建材を使用。セブン‐イレブンの新店舗

アルミリサイクル材を使用した「セブン‐イレブン三郷上彦名店」

「セブン‐イレブン・ジャパン」(本社・東京都千代田区、永松文彦社長)が、環境負荷の低いアルミリサイクル材を初導入したセブン‐イレブンの新店舗を2月に開店。脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速している。

 全世界のCO2排出量のうち37%は建設部門が占めると言われる。近年、建設用建材の製造、輸送、設置に起因するCO2排出量である「エンボディド・カーボン」の削減が重要視されている。

 こうした中、セブン‐イレブン・ジャパンでは、今年2月にアルミリサイクル建材を使用した「セブン‐イレブン三郷上彦名店」(埼玉県三郷市)をオープンさせた。 

 建設に使用したのは、建築材料・住宅設備機器大手「LIXIL」(本社・東京都品川区)の「プレミアル R70」。原材料の70%にアルミリサイクル材を使用した循環型低炭素アルミ形材で、新地金を100%使用したアルミ形材に比べてCO2排出量を55%削減することが実証されている。

 今回の取り組みは、環境負荷低減につながる建材を開発したLIXILと、店舗建築における環境配慮にも踏み込んだセブン‐イレブン・ジャパン両社の意図が合致し実現したもの。

 セブン‐イレブン・ジャパンでは「将来的には、改装店舗などから回収したアルミをリサイクルしてアルミ形材をつくり、新店舗に再利用する水平リサイクルも視野に入れている」としている。

 セブン&アイグループでは、企業の持続的成長と持続可能な社会の実現を目指して積極的な活動を行っている。

 2019年には「CO2排出量削減」「プラスチック対策」「食品ロス・食品リサイクル対策」「持続可能な調達」という4つのテーマを掲げた環境宣言「GREEN CHALLENGE2050」を公表。 

 例えば、プラスチック対策として環境に優しい包装や容器の開発、店頭で回収したペットボトルを再原料化するボトルtoボトルの取り組みを推進。またCO2排出量削減を目指し、省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用などを実施している。

 現在、全国2万1600店のセブン‐イレブンのほぼ全店舗でLED照明を採用しているほか、全国8839店舗の屋根に太陽光発電パネルを設置(22年2月末時点)している。

 さらに「省エネ実証店舗」では、大容量太陽光発電パネルや次世代太陽電池などによる環境負荷低減に向けたテストも進められている。

 セブン‐イレブン・ジャパンでは「さまざまな施策を通じ、環境負荷の低減や持続的成長と社会へのインパクトの創出に取り組んでいきたい」としており、道内でも環境に配慮した新型店舗が開業する日も近い。

 

店頭のサッシに「プレミアルR70」を使用