ほっかいどうデータベース

光ハイツ・ヴェラス

手前が「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」

大型物件のプロジェクトが進行中。売上高は横ばいを維持

札幌、小樽市内を中心に介護付有料老人ホームなど9施設を展開する。

2023年3月期決算は、引き続き新型コロナの影響を受けたが売上高は昨期と同水準を維持している。

施設では外部との接触を制限、消毒の徹底、新型コロナウイルスワクチンの早期接種など、感染拡大防止を徹底。住宅型有料老人ホーム2施設では、外部事業者のサービス利用が困難になった顧客の受け入れも行った。これにより、感染拡大予防と通所サービス事業の売上向上を同時に達成した。

このほか、ショートステイ受け入れ施設の増強、個別見学や相談会も積極的に開催。この結果、全施設平均入居率は89%と高い水準を維持することに成功した。

森千恵香社長は「コロナ禍で控えていた認知症の相談や情報交換を目的とする『オレンジカフェ』を再開しました。入居率向上を一気に加速させていきたいです」と話す。

現在は、北海道ボールパーク内でサービス付き高齢者住宅「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」の建設が進んでいる。今年6月から入居者募集が始まり、来年6月にオープン予定。現在、入居に関する個別相談会も開催中だ。

こうした先行投資もあり、今期は減益となったが、次期予想は売上高30億2000万円(前年同期比)、営業利益5000万円(同)、経常利益6000万円、当期純利益5000万円(同)の増収増益を見込んでいる。

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
森千恵香社長