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成進

同社が手掛けた足場。建設、解体時にはなくてはならない

確かな技術力と徹底した安全性の追求で道外でも活躍

総合鳶工事の「成進」は2003年の創業。登別本社のほか、室蘭市と仙台市にも支店を展開し、道外でも活動のフィールドを広げている成長企業だ。

近年は大型物件を次々に受注。昨年8月からは名古屋市内の大型焼却炉解体工事を手掛けている。現在も南陽工場(愛知県名古屋市)と山田工場(同)の2カ所で工事が継続しており、年内には終了する予定だ。

一方で道内の動きに目を向けると1月に、北広島市内の高層マンションの大規模修繕工事の足場工事を手掛けた。

また、3〜7月には苫東厚真発電所(苫小牧市)修繕工事の足場のほか、8月からは後志管内全域で、各地の電波塔塗装工事に伴う足場工事を同社が担当している。

こうした受注は、大手企業からの依頼がほとんど。技術面もさることながら、安全面での高い評価を得ている証左だ。15年に労働安全衛生規則が改正され、全ての高所作業に落下防止用器具のフルハーネスが義務化されているが、同社では改正前から独自の規定で採用するなど、徹底した安全管理を追求している。

「当社のような地方企業こそが地域の活性化に不可欠な存在と捉えています。〝地域を支えている〟という自負が我々のプライドです」と中里友宣社長。

中里友宣社長