ほっかいどうデータベース

エフリード

さまざまなデザインの物件を企画し、入居者ニーズに応える

節目の60年。信頼と実績を積み道外供給も本格スタート

RC造の賃貸マンションの企画から施工、管理までをグループ内で完結させる「エフリード」。4月で創業60周年を迎え、札幌市や近郊都市を中心にハイセンスな物件を提供し続けている。近年は関東への物件供給を加速。受注高は80億円に達し、競争が激しい業界で実績を伸ばしている。

年間50棟前後をコンスタントに供給。これまで他社企画も含めた施工棟数実績は450棟以上(2022年3月現在)で、現在も35棟以上の賃貸マンションの工事が並行して進行中だ。

〝妥協なきモノづくりへの挑戦〟を最大のテーマに掲げる同社。元来、総合建設業として創業したが、そこで培った圧倒的な技術力の高さが最大の武器だ。歳月が経過しても美しい外観やデザイン、高い機能性や堅牢な構造が評判で、オーナーや設計会社からの信頼も厚い。施工数の1割以上が新規オーナーからの依頼と業界でも高い水準であることも、同社の技術力の高さを表している。

入居者募集や物件管理はグループ会社の「エフチョイス」が担う。新築企画、入居募集、管理、修繕をグループ内で一元化。さらに、管理物件の入居率は97.5%(22年3月現在)と高水準を維持し続けており、こうした面も支持を獲得し続ける理由の1つだ。

「札幌市内の地価は高騰しています。当面はこの状況が続くことが予想されますが、こうした時に道外へ目を向けてみるのも1つの案です」という藤江伸二社長。同社では20年に神奈川県内の住宅建築会社を傘下に収めており、昨年から本格的に関東での物件供給もスタートさせている。11月には関東圏初となる企画賃貸マンションが神奈川県平塚に。さらに、今年度中には都内を含め6棟を竣工予定で、グループのノウハウを関東圏に落とし込み、23年までに30棟の物件を供給する計画だ。

一方で、4月からはこの住宅建築会社を「エフリード湘南」に社名変更し、グループ全体で品質管理や技術力の底上げも同時に推し進めている。

「立地条件が良い物件を購入し、適切に管理、運営をすることが大切です。家賃収入の安定性や成長性、収益性が確かであれば、その土地や建物の価値は上がり、売却時に大きなキャピタルゲインを得られる可能性がある。これを繰り返していくことが失敗しないアパート経営に繋がると考えています」と藤江社長。

間取りとデザインの両面で入居者満足を追求
高級感があるエントランス