エフリード

妥協のないモノづくりを徹底。特別感よりも高品質の物件を
ラピダス進出で道央圏の不動産市況が活性化する一方、競合物件の増加で差別化が不可欠な時代となった。そこで紹介したいのが「エフリード」だ。
1962年に大樹町で創業。総合建設会社として長らく歩み、2012年に賃貸マンション事業に本格参入した。
グループ内で企画・施工、管理までを手掛け、参入から約10年ながら物件供給数はすでに600棟超。年間50棟前後をコンスタントに供給しており、道内トップクラスの実績を誇る。
藤江伸二社長は「特別感よりも高品質な物件を提供している。物件価格が高騰し利回りが低下しているからこそ、長く価値を維持できる物件を提供したい」と話す。
オーナーから絶大な信頼を得ているのは、こうした企業姿勢と確かな技術、妥協のない企業としてのプライドが所以だ。
今後の動向について藤江社長は「石狩から苫小牧までがシリコンバレーのようになると言われている。国内だけではなく、世界の優良企業が道内に進出すると、札幌の賃貸需要はさらに活性化する。札幌市内で注目したいエリアは新札幌、白石、苗穂、琴似。いずれもJR駅付近が必須です」と語る。
この理由は、千歳市近郊は物件の供給が追いついていないにも関わらず、今後さらなる居住ニーズの高まりが予想されるからだ。必然的に近隣の札幌エリアでの住まいが求められるが、あくまでも勤務地は千歳・苫小牧市。前述記載したJR駅付近エリアは、JR1本で向かう事ができる〝ベッドタウン〟となり得る。
さらに、差別化にはエレベーターの設置も推奨。「長く利益を出し続けるための戦略の一つとして提案しています。15〜20年後を見据えると、シニア層向けの物件が不足するのは明らか。エレベーターは必需品となります」と藤江社長。
また、環境先進国から進出する企業を狙ったZEH賃貸マンションも提案。家賃は高くなるが、環境意識の高い外国人入居者から選ばれやすいという。土地所有者にはオーナーズルーム付きマンションも推奨している。
一方、6月には横浜市中区に関東圏2つ目となる拠点を開設する予定だ。藤江社長は「首都圏は家賃が高く人口も多い。札幌圏の利回りが低下する中、道外に目を向けるオーナーも多い。利益最大化に向け、幅広い提案をしています」と語る。

