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マサル不動産

8月に完成予定の新築木造アパート

今こそ遊休地を活用。木造で利回り8%超を確保

「住宅価格の高騰でファミリー物件のニーズが高まる今こそ、遊休地を活用した賃貸経営が有利です」と話すのは、マサル不動産の菊地勝裕社長。

 賃貸管理を主事業に新築企画にも実績を誇る同社では、遊休地活用として木造タイプの物件を提案している。

「木材価格の高騰はひと段落し、建築費は車庫を設けない3階建てタイプで1億円を切る場合が多く、融資のハードルも低い」と菊地社長。

 土地の形状などにもよるが、80坪程度あれば3フロアで2LDK6戸を用意することが可能だ。土地の取得費用がかからない分、同社では8%台の利回りを確保しており、月決め駐車場オーナーからの相談をはじめ、建て替えの依頼も増えている。

「近年建築されているRC造の家賃は軒並み高騰しており、2LDKで駐車場代込みで11万円台が相場となっていますが、木造なら9万円台でも収支が合う。ファミリー層にとってこの差は大きく、訴求効果は抜群です。少し駅から離れていても勝負できます」と菊地社長。

 一方、木造の融資期間は22~25年が最長で、RC造より短い。これを耐用年数だと捉えている人が多いというが、菊地社長は「現代の木造建築の技術は高く、耐久性にも優れ長期の保有が可能です。また、遮音性も高まっているため、騒音トラブルなども少なくなった」とメリットを説明する。