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創伸建設

岡田吉伸社長

独自の施工管理で高品質、低コストの建物を提供

1990年創業の「創伸建設」。民間工事を中心にホテル、商業施設、病院、工場などの施工管理をおこなう。北海道を中心に大規模建築物の新築から改修まで手がける。
岡田吉伸社長は、日本大学工学部を卒業後、準大手ゼネコンで施工管理を担った経験を生かし高品質な建物を提供している。この春からは、大手飲料メーカーの営業所新設工事や、来年開業予定の私鉄系ホテルチェーンの施工管理も担い札幌市内の工事が続々着工するなど、業容を拡大中だ。

施工管理の低価格化にも力を入れている。社員6人という少数精鋭で不要な人件費を圧縮。一方で、大手ゼネコンなどで用いられる先進的な仕組みや手法も導入し、高い品質を維持している。
その1つが「創伸フローチャート」と呼ばれる独自の管理工程の策定だ。受注から竣工、引渡しまでを見える化。予算や時間の管理などに絶大な効果を発揮している。

また「創伸スタンダード」と呼ばれる独自の施工基準も作成。社員同士で施工管理のポイントや、他社も含めた過去の同種の工事での失敗例なども共有し、品質の均一化が図られた。
協力会社に対しても、より丁寧な施工を追求している。とび・土工、内装、設備といった専門工事業者に発注する際には、単にコスト面で選ぶのではなく建物の用途や規模に合わせた専門会社を選定する。
「当社の協力会社は、スーパーゼネコンの下請けとしてさまざまな建物の建築に携わった会社ばかりです。品質はもちろん、職人のモラルや意識も高い」と岡田社長。
これによって品質と工期、安全性を確保した上で効率化やコストの削減が可能となっている。

また、国連が提唱するSDGsの理念に基づき社会貢献や貧困問題、地域コミュニティの活性化にも取り組む。その一貫として「ぴらけし・子ども食堂」(札幌市豊平区)の活動に協賛している。
「今後は東北、関東エリアにも拠点を構え、発注者に寄り添うプロジェクトマネジメント業務など施工管理以外の分野にも参入する計画です。先人の知恵と技術を受け継ぎ、⼟地や建物、街の作り手の思いを次世代につなげるように成長させていきたい」と岡田社長。

2つの半円が重なるマークは「建物と人」「新しいものと歴史」を表現している
「創伸フローチャート」と呼ばれる独自の管理工程を策定する