ほっかいどうデータベース

青木内科クリニック

青木 伸院長
あおき・しん/1972年北海道大学医学部卒業。同大付属病院内科医員、斗南病院内科、札幌社会保険総合病院内科部長を経て、2000年に開院。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。

目標数値達成に重きを置く合理的な糖尿病治療

「糖尿病の治療はいかにして目標数値を達成するかにかかっています」と語るのは青木内科クリニックの青木伸院長。長年、糖尿病治療をおこなってきたベテラン医師だ。

青木院長の糖尿病治療は明確で合理的。世界基準の数値目標を定め、その数値達成を目指す。最も重要視するのはHbA1cだ。
「HbA1cの値が6.5%以上で糖尿病と診断します。治療中は6.8%以下であればコントロールできていると判断しています」と青木院長。
初診患者のHbA1cは平均8.2%だが、治療3カ月後には平均6.6%になっており、目標を達成している。
合併症がある患者の場合も「糖尿病を合併した高血圧の患者、腎臓病を併発した患者の治療目標値は家庭血圧で125/75㎜ Hg以下。脂質異常症の治療目標値は、悪玉LDL―コレステロールが120㎎/dl以下。糖尿病に腎障害・メタボリックシンドローム・狭心症などを合併した場合は、LDL―コレステロール70㎎/dl以下です」と明快。

治療薬も使い分け、新薬に対する知見も深い。「飲み薬のDPP―4阻害薬は、高血糖時にだけ膵臓からインスリンを分泌させ、正常血糖へ下げます。低血糖を起こさず治療でき、HbA1cを1.0%前後下げます」
また、同じ系統の注射薬であるGLP―1受容体作動薬は、5〜20キロの大幅な体重低下が期待できるという。
「血糖を正常化させ、HbA1cを1.6%前後下げられます。インスリンの分泌を弱らせない良い作用も持ち合わせており、心臓と腎臓の合併症を改善する作用もあります」
SGLT2阻害薬は、血糖値を下げ、体重を減らし、さらに心血管系の心不全の出現を抑える。代表的な合併症である糖尿病腎症を良くする働きがあるという。
「糖尿病罹病期間が10年以上の人は、特に合併症に注意を。血糖の良好な管理と適切な高血圧管理が予防につながります」と呼びかける。

院内は感染症対策をしっかりとっている。定期的な通院が糖尿病治療の第一歩だ。

HbA1cの測定結果が即日わかる「HPLC」を完備
サポートするスタッフたちは優秀で人数も多い