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さっぽろ脊椎外科クリニック

濱田 一範副院長
はまだ・かずのり/札幌医科大学卒業。札幌中央病院診療部長を経て、2015年から現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医。医学博士。

低侵襲手術によって入院期間を短縮。感染対策も徹底

日本脊椎脊髄病学会認定指導医として活躍する濱田一範副院長。腰部脊椎管狭窄症をはじめ、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症など脊椎疾患を専門としている。

これらの疾患は腰や下肢の痛みによって歩行が困難になることが多いが、外出自粛や冬期間ということもあり、歩く機会が減少することで自覚しにくいのが現状だ。

「もう一つの自覚症状は下肢のしびれです。病状が進行して歩けなくなる前に、医師の診察のもと正しい治療を受けてほしい」

また、外出の自粛により運動量が低下するため、足腰の筋肉や体幹機能が衰える。それによってさらに腰に負担がかかるケースも多いことから、自宅でできる体操や運動の指導もおこなっている。

治療は投薬や理学療法といった保存療法が基本だが、根治を目指す場合は手術を実施している。

身体的負担が少ない低侵襲手術を受けるため、道内各地から患者が訪れている。2019年は442例の手術を実施。20年は診療場所の移転にともない手術室を増室したこともあり、486例とさらに手術件数を増やした。

濱田副院長と山田恵二郎院長は、新しい低侵襲手術「OLIF(オーリフ)」と「XLIF(エックスリフ)」の体得者。従来手術に比べ、わずかな切開で神経の除圧と脊椎間固定、脊椎配列の矯正が可能だ。日本脊椎脊髄病学会認定指導医の神田翔太郎医師と佐藤公一麻酔科医師とともにオペに臨んでいる。

背筋などの筋組織への侵襲が少ないため、手術翌日からリハビリが可能。入院期間は2〜3週間と従来手術よりも短縮できる。

「当院でおこなっている低侵襲手術以外にも、さまざまな方法の手術があります。それぞれ長所・短所があるため、ご自身に合った手術を見つけてほしい」と濱田副院長。

1月には院内共用部に抗菌加工シートを施工したほか、リハビリ室は原則3人までの利用に制限するなど、感染対策を強化。病床エリアも徹底した対策を講じ、患者の不安軽減に努めている。

地下鉄、JRからもアクセス良好
手術室を2室完備
リハビリ室(上)とMRI(下)