道づくりを通じて地域経済を下支えする

中田 隆博氏 道路工業社長
21年に延期された東京オリンピックの開催に向けて、20年春はマラソンと競歩のコースとなる札幌市内の道路の整備工事を担った。工期は4月から6月中旬までの約2カ月間。選手たちの安全と活躍を願い、全社挙げて整備作業をおこなった道路は、計測に訪れた世界陸連の担当者が「素晴らしいコース」と評価している。
地域の安全・安心を守るため、防災関連工事にも積極的に取り組んでいる。
「このコロナ禍の中で社会資本整備は地域経済の下支えにもなれる。いつ起きるかわからない災害防止を含め、地域から求められる役割をしっかりと果たしていくのが、われわれの使命だと感じています」
15年から始めた札幌市内のすべての児童会館に絵本を寄贈する活動はすでに2巡目に入っている。21年も地域に根ざした道づくりを通じて、北海道の発展に貢献していく。