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ワタショウ

渡邉正一会長

グループで協力し、コスト管理を徹底して顧客ニーズに応える

 業務用酒類・食品卸販売を主業務とする「ワタショウ」は、創業25周年を迎えた2019年、新社長に副社長だった渡邉伸隆氏が昇格。社長の渡邉正一氏が会長となって新たなスタートを切った。

 その節目の19年は創業以来25期連続の増収を記録するなど、ワタナベグループ6社間のシナジーを生かし、安定した業績を維持してきた。

 何事もなければかねてからの目標である売上高100億円達成も確実視されていたが、20年の年明けから始まったコロナ禍の影響をまともに受ける事態となり「3月から5月にかけては前年比70%減の売上。連続増収は今期でストップも致し方ない」と渡邉正一会長。今期の7月期決算は前半の貯金で何とか黒字を確保したという。

 主な顧客は、札幌・ススキノ地区を中心に市内ターミナル周辺の飲食店。約4000店と言われるススキノは現在もなお客足にブレーキがかかったままだ。

「当社でも主な取引先にはさまざまな形で支援しているが、収束期が見えないだけに決め手となる策がない。仮に収束しても以前のように客足が戻るには最低2年はかかるだろう」(渡邉会長)と語る。

 ワタショウとしては当面は食品卸に力を入れるほか、ワタナベグループ全体のシナジー効果により、難局を乗り切る方針。好調を維持しているスーパーの冷蔵・空調設備の受注や、空き飲食店舗の有効利用、経済的にレベルダウンした階層への賃貸住宅情報の提供など、グループを挙げて取り組む構えだ。

 今春、グループ会社のナベビル(渡邉正一社長)が「ホームメイトFC札幌真駒内店ナベビル」を開設。飲食店経営者や同従業員向けの情報提供にも力を入れている。

「グループ全体として従来以上にコスト管理を徹底し、的確に顧客ニーズに対応する体制を維持していく」(渡邉会長)としている。

ワタショウ第一物流センター(札幌市中央区南3東5)
ワタショウ本社