アークス
新システムを活用し、ライフライン企業としての体制を強化
北海道・東北最大手の地域密着型スーパーマーケットチェーン。
2020年2月期の連結決算は、売上高5192億1800万円(前年同期比1・4%増)、経常利益137億4600万円(同16・2%減)、当期純利益68億7000万円(同32・4%減)。
19年9月の伊藤チェーン(本社・宮城県)との経営統合などにより売上高は過去最高を更新。一方で利益面では、18年に発生した北海道胆振東部地震の影響による業績の反動減などにより減益となった。
19年10月には、グループ最大の経営課題に掲げていた新基幹システムが本格稼働。情報システムの統一によってリアルタイムで販売状況が確認可能に。今後はシステム効果の創出が期待されている。
新規出店は「スーパーアークス日吉店」(函館市)など3店舖。期末店舗数は345店舗(北海道221、東北124)となった。
21年2月期の連結業績予想は、売上高5300億円(前年同期比2・1%増)、経常利益148億円(同7・7%増)、当期純利益85億円(同23・7%増)を見込む。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、見通すことが困難であるため、業績予想には織り込んでいない。
20年2月以降、新型コロナの影響が拡大する中、地域のライフライン企業として通常営業を継続。21年度第1四半期(3~5月)は「巣ごもり消費」により過去最高の売上・利益を計上した。


