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新太平洋建設

井出雅人社長

CSRの推進で持続可能な社会と都市の発展を目指す

 創業95年を誇る。河川、道路、上下水道、ビル、マンションなど、官民双方の工事を手がけている。

 2019年度の受注高は87億3100万円。近年は民間工事の依頼が増加しており、20年度はさらなる上積みを見込んでいる。

 最近ではルスツリゾートの「ルスツ温泉・ことぶきの湯」や札幌市中央区の「AGS6・3ビル」などが竣工。自然災害の復旧工事にも迅速に対応しており、北海道胆振東部地震で被害を受けた「東15丁目・屯田通」(札幌市)の復旧工事も担当した。

 コロナ禍では、早期に感染拡大防止策に着手。作業員の体温測定をはじめ、ソーシャルディスタンスの確保、中継機器を使用した現場と事務所間の連携などを徹底。作業員の安全と工事の遂行を両立させたことで、発注者の信頼を得た。

 働きやすい職場環境も整備した。社内外での研修や入社2年目以降のフォローアップなど、技術者としての心構えからスキルアップまで対応した教育制度を確立。若手社員が多く活躍することになり定着率も高い。

 また、女性の技術者や管理職も在籍。女性目線による5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)活動の推進も図っている。

 同社では社会的責任(CSR)を果たすことを経営の重要事項としている。その一環として、札幌市が11年から推進している中央区の道路美化活動「中央区道路アダプト制度」への参加をはじめ、市内小中学校の清掃や交通安全啓発などを毎年実施している。これらの実績が評価され19年には「さっぽろまちづくりスマイル企業」に認定された。

 本年4月からはSDGsへの取り組みにも着手。同社の事業とかかわりがある5つの国際目標(保健、ジェンダー、イノベーション、都市、気候変動)達成に向けて、環境負荷が低い工事車両の導入をはじめ、各種取り組みを推進している。

「持続可能な社会と都市の形成に貢献できる会社を目指していきます」と井出雅人社長。

2019年に竣工した「ルスツ温泉・ことぶきの湯」
札幌市手稲区の富丘通改良工事も担当
札幌市中央区の清掃活動を通して環境美化を推進