ニセコに〝京町家に宿泊できる街〟の建設に着手

笠井 秀美氏 JHTグループ会長
グローバル社長
賃貸マンションを中核とする不動産部門が安定。自動車、コインランドリーなど多業種にわたる分野も順調に推移している。
19年から取り組んでいる宿泊事業も、20年はインバウンド拡大を視野に新たな取り組みを開始する。
「後志管内倶知安町のJR比羅夫駅近くに取得した広大な用地に、100~200億円をかけて京都をイメージした街を建設し、外国人観光客を迎えたい」
用地一帯は尻別川に近く、スキー、ゴルフ、ラフティング、温泉と、四季を通じて楽しめる環境に恵まれている。
「宿泊施設は京町家の造りとし、石畳の舗道なども整備して風情あるものとしたい。5年計画で全面完成を目指す」
これからの宿泊事業は施設、飲食も含めて差別化を図ることがポイントと強調。次は富良野方面にも事業展開の意欲を見せる。