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札幌オーナーズ

森賢一社長(右)と河田誠一豊富町長。官民一体となって豊富温泉を盛り上げている

設立30年を迎えて今秋新体制に。これからも〝コツコツ〟歩む

 3月3日に設立30年を迎えた「札幌オーナーズ」。主事業は賃貸アパートやマンションの管理業務で、管理戸数は4700戸以上を誇る。

「あっという間の30年でした。アパートの一室で3人で始めた会社ですが、現在は55人の社員を抱えるまでになりました。賃貸オーナーはもちろん、社員や金融機関をはじめとする取引先など当社に関わるすべての方々に感謝しています」と森賢一社長。

 業績も好調だ。

「顧客から信用されることが何より大切。つまりは管理物件の入居率を上げて退去率を下げることです」と森社長。保証人不要で契約金や退去費用を0円にした独自の空室対策「楽賃メンバーズ」など、前例にとらわれないアプローチも奏功。管理物件の入居率は95%以上を堅持している。

 その結果、紹介や口コミなど顧客が顧客を呼ぶ好循環を生んでいる。増加する業務に対応するため自社開発の管理システムも運用している。社員のスケジュール管理や各種情報共有、勤怠管理、売上管理など多彩な機能を搭載し生産性の向上を図るほか、同業者にもシステムを販売するなど、単なる管理会社とは一線を画す。

 今年1月には営業、管理、修繕、事務など全部門のベースアップを実施。社員の平均年収は428万円に引き上げた。社員満足度を高めることで、顧客満足度の向上を狙う。

 事業チャンネルも広げている。昨年4月には豊富町に長期滞在型宿泊施設「アズマシーナ」をオープンさせるなど、多様な取り組みが多方面から評価され、昨年12月には、船井総合研究所の賃貸管理ビジネス研究会からMVPとして表彰された。

 直近の目標は2027年までに管理戸数6000戸の達成。

「日々、真面目に業務にまい進するだけ」と話す森社長は、今日まで〝調子に乗るな〟と自身を戒め続けてきた人物で、「コツコツ、地道に」が口癖だ。そんな創業者は今年9月に会長職に就く。新社長には大西裕司常務を抜てきした。

 生涯現役を誓う森社長は「時代に応じて我々も進化していく必要があります。新体制のもと従業員一丸となり、さらなる成長を目指します」と力を込める。 

大西裕司常務
南郷通沿いの本社社屋