アスリートインタビュー

北海道コンサドーレ札幌

【砂川誠のコンサの深層】石川直樹選手

今年から自分の気持ちを切り替えた

砂川 直樹も今年で34歳、もうベテランの域だけど、現状はどう思っているの?

石川 体の面では、今シーズンはケガが多くて、前半戦が終わりましたけど、その半分はリハビリ。ケガさえなければ体は動けている感触があるので、もったいないなと。

砂川 ケガ以外でも、若手を育てるという名目もあって、試合にはなかなか出られていないよね。

石川 そこは今年から、チームやミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督)が自分に対して考えている、役割とか立ち位置を受け入れた上でやっていこうと、気持ちを切り替えました。

今までは“永遠の若手”なので(笑)練習を休むのも、ベテラン扱いされることもイヤだったんです。でも、試合に出る出ないはミシャの裁量ですから。

砂川 受け入れても、納得はしていないでしょう?

石川 それはもちろん!試合に出ないと話にならないし、今までもこれからも、試合に出るために、やるべきことはすべてやります。

たとえば福森(晃斗選手)のことは、個人としてもサッカー選手としても尊敬しています。彼の持っているものは正直すごい。見習うべきところもたくさんある。でも彼の調子が悪い時は「石川と代えてみるか」とミシャに言わせたい。そう言われる場所に常にいなきゃいけない。そのためにやるべきことは全部やります。

(構成・清水)

……この続きは本誌財界さっぽろ2019年9月号(8月13日発売)でお楽しみください。


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1985年9月13日、千葉県柏市生まれ。180cm・74kg。柏レイソルユースを経て04年にトップチーム昇格。08年7月、元柏監督で当時コンサドーレ札幌の石崎信弘監督の誘いでコンサへ期限付き移籍。主力として活躍する。11年にJ1でのプレー機会を求めてアルビレックス新潟へ移籍。13年からベガルタ仙台へ。その後17年7月末にコンサへ6年半ぶりの復帰を果たした