最新号のさわり

再生に向けて決断、老舗・日本清酒が「寿みそ」工場を売却へ

再生に向けて決断、老舗・日本清酒が「寿みそ」工場を売却へ

札幌市西区にある「寿みそ」の工場 ©財界さっぽろ

 明治期に創業した日本清酒には長年、道民に親しまれている2大ブランドがある。新酒鑑評会で金賞を何度も受賞している「千歳鶴」、そして「寿みそ」だ。経営も2本柱で成り立っていた。日本酒事業は売上高の50%弱、みそ事業は30%超を占める。その同社がみそ工場の廃止に踏み切った。みそ事業の見直しは以前からささやかれていた。抜本的な経営改善を迫られていたためだ。コロナ禍の影響も追い打ちをかけた。同社幹部は1年ほど前から、みそ事業について、ひそかに外部に相談を持ちかけていた。工場は廃止されるが、みそブランドそのものは残るという。工場の立地は決して悪くない。今後、建物は解体され、売却される方針だ。同社は跡地の売買で得た資金を、懸案の解決のために活用するとされる。

新幹線新駅の「歩く歩道」を巡って、JR北海道の「カラ手形」に長谷川岳が怒り心頭

新幹線ホームのできるJR札幌駅東側 ©財界さっぽろ

 経営難のJR北海道にとって朗報だったのが、国が支援を行う根拠法の延長。総額1302億円という巨額支援に汗をかいたのが、参院議員の長谷川岳氏だった――2030年度開業予定の北海道新幹線。札幌駅のホーム位置は18年3月に「大東案」で確定したが、条件闘争も陰に日向に繰り広げられた。その中で“火種”として残っていたのが「動く歩道」。今年9月中旬、長谷川氏はこの歩く歩道設置をめぐって、JR北に激怒したという。「3年前の約束をほごにされた」(事情通)と。JR北が長谷川氏の虎の尾を踏んだのだ。

北海道医師会新会長(松家治道)に聞く新型コロナ、デジタル化、医療過疎

松家治道北海道医師会新会長 ©財界さっぽろ

 新型コロナウイルス感染症“対コロナ戦線”で大きな役割を背負う医師会。その存在がかつてないほど注目される中、7月末に北海道医師会の会長が14年振りに交代した。新トップに就任した松家治道氏は「やはりまずワクチン接種です」と語る。コロナ対策の重要課題や、予想される第6波、ブレークスルー感染、さらには関係各所との連携、情報発信にも力を入れる。治療や手術におけるデジタル化・AIを使った診療、北海道医療の最大課題の過疎化問題にも言及した。

行き着き先は宗門を離脱?札幌大谷学園、現場と僧侶の“10年対立”

特集内では道内私立大学運営26法人の経営力を丸裸に ©財界さっぽろ

 浄土真宗大谷派開祖・親鸞聖人の教えを建学の精神に戴く札幌大谷学園。同派が全国を30エリアに分けたうちの1つ「北海道教区」が、さまざまな面で同学園を含む道内5つの大谷系学校法人の運営にかかわってきた。教区にはトップの「教務所長」と議決機関「教区会」が存在。教区会は自治体でいう議会を差し、道内5つの大谷系学校法人に理事として住職を派遣。札幌大谷高校もまた宗門派遣の理事が長らく理事長を務めてきた。しかし近年は宗門派遣の理事と学長や法人運営責任者、つまり現場の理事が対立。今年4月には理事長人事の慣例が初めて崩れる騒ぎになった。

 このほか、教育界“えんま帳”と題して、道内の教育業界にまつわる話題を特集。小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の3大学は2022年4月に経営統合。「北海道国立大学機構」が設立される。目下、運営法人の初代理事長を選考中だ。元副知事も手を上げたという公募結果が関係者の耳目を集めている。

特集・シーズン開幕、レバンガ北海道「CRAZY」な船出

プレシーズンマッチの模様をお伝えするグラビアも満載 ©財界さっぽろ

 レバンガ北海道の新シーズンがスタートした。チーム立て直しを図る折茂武彦社長は“ミスターバスケットボール”こと、盟友・佐古賢一氏を新ヘッドコーチとして招聘。本誌では両氏のレジェンド対談を敢行。就任の経緯、チームの現状、東地区最下位からの脱却など、大いに語り合った。このほか対談・インタビューに全選手が登場。橋本竜馬×寺園脩斗の正副キャプテン&PG対談、中野司×山口颯斗の日本人エース対談、玉木祥護×ナナーダニエル弾の日本人ビッグマン対談、選手のサイン入りTシャツプレゼント企画など、ブースター垂ぜんの特集になっている。