最高級の近江牛を生食で楽しめる肉割烹

カウンター席は肉さばきが間近で見られる

 

「年を重ねても食べたい」と思うのが〝肉〟だ。そして、年を重ねるにつれて「良い肉を少しだけ食べたい」「いろいろな部位を味わいたい」と食の好みが変わったという人も少なくないはず。

そんな読者におすすめなのが「和と肉 京」だ。近江牛の専門店で、肉をあらゆる角度から楽しめる。

こだわりは品質の高い最高級A5ランクのみを提供する点。さらに、札幌市から「生食用食肉調理施設」の認可を受けており、近江牛が生肉で食べられる。誰の目を盗むこともなく、堂々と生食できる店は札幌でもごくわずか。

この生肉を使ったユッケやタルタル仕立てのほか、すきやき、肉ずしなど近江牛を贅沢に使った数々の料理は〝肉欲〟がそそられること間違いなし。

肉のほかにも、野菜を使った旬の一品も欠かせない。

道内を中心に全国の農家から直接食材を仕入れている。 

メニューはコースのみで、1万3000円(税込)と1万6000円(税込)の2種類を用意。客の要望に合わせて、内容を組み立てているのが特徴で、どちらも先付や椀物、生肉、餡もの、焼き物、食事、水菓子など客の好みに合わせ、7~9品を提供する。また、1万6000円のコースでは、仕入れにより変動はあるが、近江牛の希少部位のヒレやタンなどをふんだんに味わえる。

小林令料理長は職人歴25年で和食をメーンに技術を積み上げてきた。「近江牛が食べられる肉割烹として、どなたにも変わらず楽しんでほしい」との思いから、和食と他ジャンルを組み合わせた料理に挑戦し続けている。

酒は、ワインソムリエの資格を持つスタッフがおり、料理に合った酒をおすすめしてくれる。ビンテージワインや年代物のウイスキーをそろえた。

店内は全15席で、肉さばきが間近で見られるカウンター席のほか、個室席もある。接待や少人数での会食、記念日などのシチュエーションで使いやすい。

「当店は電話のみの完全予約制です。その際は、料理のリクエストやアレルギーの有無をお伝えください」と小林料理長。

営業時間は午後5時半~同11時。日・祝・第1、3月定休。

 

「近江牛タンの炭火焼き」

 

「近江牛のタルタル仕立て」

 

左からロース、タン、サーロイン

小林令料理長

 

和と肉 京

札幌市中央区南5西3第11グリーンビル4階
☎011-596-6429