【今月号特選記事】コロナ禍でサラリーマンの給料はどう変わった?北海道の給料大特集!

 新型コロナウイルスの国内感染の第1波から1年以上が経過した。何度も繰り返された緊急事態宣言などにより、経済の様相は変化した。巣ごもり需要で儲かったスーパー。一方、観光業界はインバウンドが消えて苦しい。業界によって明暗が分かれている。道民の給料事情を上場企業、自治体職員、業種別などさまざまな切り口で分析した。

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 道内上場企業でもっとも社員の平均年収が高いのは、ニトリホールディングスだ。ニトリHDの平均年収は868万円。2番手の北海道電力(724万円)を100万円以上も引き離し、ダントツだ。

 上場企業で平均年収の最下位は光ハイツ・ヴェラス。介護業界は総じて給与水準が低い。

 前期と比較すると、北海道中央バスが大幅ダウン。2021年度は50万円以上減って421万円となった。自粛経済下でバスの運行便数が減った上、グループ内の観光関連事業も打撃を受けた。

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 各自治体の公務員(一般行政職)の推定年収ランキングも行った。総務省が各自治体を対象に行っている実態調査を活用した。

 トップは音更町で673万円となった。2位栗山町、3位石狩市と続く。

 ただ、音更町は時間外手当が多く、総務省の調査時、なんらかの事情で職員の残業が続いていた可能性がある。逆に一番、推定年収が低くかったのは、中富良野町で476万円。唯一の400万円台となった。

 記事では各市町村の平均年齢も出しており、注目してほしい。旧産炭地の芦別市46・4歳、赤平市45・6歳と高く、世代交代がなかなか進んでいない可能性がある。

 業種別では厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」のデータを基に、道内と全国の平均年収を示した。看護師は販売員などの職業が全国平均と遜色ない。ところが、警備員や建築技術者は道内平均が100万円以上も下回っている。

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