ペトロヴィッチ監督が大ケガで開幕不在も…コロナ禍のコンサドーレを特集!

がんの手術を受けた杉浦大輔コーチ兼通訳(左)と大腿骨骨折の大ケガを負ったミハイロ・ペトロヴィッチ監督 ©財界さっぽろ

「開幕からの数試合は不在であることを前提に、準備を進めている」

 1月16日、北海道コンサドーレ札幌はミハイロ・ペトロヴィッチ監督が左大腿骨骨折の大ケガを負ったことを発表。また監督通訳兼コーチの杉浦大輔氏が、甲状腺びまん性硬化型乳頭がんの手術をおこなったことも発表した。

 本日17時からのオンライン取材で、ゼネラル・マネジャーの三上大勝氏が2人の病状について説明した。

 まずオーストリアに帰国中のペトロヴィッチ監督は、1月2日に外出先で転倒してケガを負い、同日に同国内の病院で手術を受けた。
 監督は担当医師から「5週間は自重をかけないで安静にする旨」を伝えられており、現在は退院し、松葉杖での歩行を含めリハビリの準備をしているという。

オンライン取材を受けるゼネラル・マネジャーの三上大勝氏 ©財界さっぽろ

 三上氏は「担当医師は骨がくっつけば今まで通りに歩行できるようになると話している。回復が順調にいけば2月7日か8日にも来日。その後新型コロナウイルス感染症にともなう隔離期間を経て、2月20日ごろに熊本で2次キャンプ中のチームへ合流できるかもしれない」との見込みを示した。

 その一方「まずは5週間、しっかり安静にして骨がくっついたことを確認しなければ。航空機で移動した場合にどのような影響が出るかもわからない」(三上氏)として、冒頭のように開幕には間に合わないことも念頭に、キャンプは四方田修平ヘッドコーチが代理で指揮を取るとした。

 またペトロヴィッチ監督の右腕である杉浦氏は、昨年末のリーグ戦終了前に健康診断で甲状腺の異常が発覚。コロナ禍で手術のできる病院を探すのに時間がかかったが、幸い転移の少ないがんであったため、シーズン終了まで病院を探しつつ様子を見ていたという。その後、今年1月11日に手術を受け、無事に終了。現在は入院中で、1月19日に退院の見込みで、沖縄での1次キャンプ中の2月6、7日ごろに合流の予定だという。

 2人の手術について発表がきょう16日となったのは、この日オンラインでおこなわれたキックオフイベントからチームが始動することもあり「まず選手に対してきちんと説明をしたかった」と三上氏は話す。

 その上で「監督とはケガの後に直接話もしたがモチベーションは満々で、今すぐにでもチームに合流したいと言っていた。むしろ、こちらが『まだ安静にしていてください』と伝えた」と、衰えない闘志の一端を紹介した。

 コンサドーレ社長の野々村芳和氏も「早く指導がしたいと焦るミシャさんをクラブが押しとどめている現状。まず体を治してもらうのが一番だ」とコメント。

コンサドーレ社長の野々村芳和氏 ©財界さっぽろ

 また不在の間チームを預かる四方田氏については「四方田の性格上は『監督だったらこうするだろう』ということを考えながら練習をすると思う。だから、四方田には『瞬間的な判断は、自分の考えてやっていいんだよ』と伝えた」と、緊急事態で重責を担う四方田氏のことを思いやっていた。

 発売中の月刊財界さっぽろ2月号では、コロナ禍の超過密日程を戦い抜いた2020年シーズンの北海道コンサドーレ札幌を特集。入場客数の制限でチケット収入で予算比6億円のマイナスとなり、観光関連が多い大口スポンサーにも甚大な影響がある中、どのように戦い抜いたのか。そして21年シーズン以降に待っているのは何なのかを中心に分析した。

 とくに、社長の野々村氏にとっては、就任以来経営規模もチーム成績も右肩上がりで進んできた中で初めて訪れた“危機”だ。自ら“仲間”と呼ぶ経営陣とともに、右肩上がりの経営を突き進むのか、はたまた以前のようにJ2リーグ程度の経営規模に戻るのか。野々村氏自身の“覚悟”を、本人の口から聞き出している。

チームOBの砂川誠氏(右)と対談する西大伍選手 ©財界さっぽろ

 このほか、ユース出身の出世頭で今シーズンから浦和レッズでプレーする西大伍選手が語った「コンサ復帰の可能性」や番記者によるシーズンの振り返りなど盛りだくさんの16ページでお届けする。

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ホーム最終戦の模様も特選写真で紹介 ©財界さっぽろ

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 文=青木一平(スポーツライター)
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 財界さっぽろ2021年2月号は発売中だが、大雪の影響で札幌市内など道内一部地域の道内書店・コンビニエンスストアで18日から発売となる。また以下の当社公式通販サイトなどからも購入可能だ。

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