マリリン・ゆるキャラが試投式「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」開業

 日本カーリング界の聖地に、世界へとつながる最新ホールが誕生――10月31日、北見市内に新たなカーリング場「アルゴグラフィックス北見カーリングホール」が開業した。

記念式典でのテープカットの模様 ©財界さっぽろ

 同館は北見市常呂町の「アドヴィックス常呂カーリングホール」に続く市内2カ所目の通年利用カーリング場で、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り、延床面積約1750平方メートルの屋内にA~Cの3シートを設けた。

 またCシートは北見工業大学がカーリング研究に使用するため、ストーンの軌道や選手のフォームを記録するカメラなどの計測機器を天井に設置。そこで得られたビッグデータは隣接の分析室で利用できる。

 総事業費は約13億円で、東証一部上場のソフトウェア開発企業「アルゴグラフィックス」がネーミングライツの権利を取得。2025年3月31日までの4年5カ月で、総額1457万5000円で市と契約した。同社の藤澤義麿会長は北見市出身で、カーリングチーム「ロコ・ソラーレ北見」のスポンサーも務めている。

 31日14時からおこなわれた記念式典には、辻直孝北見市長、北見通運社長でカーリング支援推進委員会委員長も務める舛川誠北見商工会議所会頭、船橋賢二、鈴木一磨の地元選出道議会議員らが出席、テープカットをおこなった。辻市長は「ここから世界へ向けて頑張る選手のスタート地点になれば」と期待を込めて挨拶した。

マリリンスマイルを見せる本橋麻里氏 ©財界さっぽろ

 式典後はホール内で試投式がおこなわれ、ロコ・ソラーレ北見ゼネラル・マネジャーの本橋麻里さんが担当。「真ん中に投げられなかったらごめんなさい」と話しつつストーンを投じ、見事なドローショットを披露した。

緊張のドローショット ©財界さっぽろ

 また、北見名産のタマネギをモチーフにした「きーたん」と、かつての名産・ハッカのPRキャラクター「ミントくん」「ペッパーちゃん」も試投式を実施。その結果は以下の写真から。

タマネギ型のキャラが「きーたん」、リス型のキャラがペッパー(ピンク)とミント(緑) ©財界さっぽろ

 同館の営業時間は10時~22時(火曜・年末年始休)。料金や使用の申し込みなどは以下のリンクを参照のこと。

■アルゴグラフィックス北見カーリングホール
https://www.kitami-curlinghall.info/