月刊「財界さっぽろ」

「北大の危機だ」名和前総長が法廷で思いの丈

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「私は、この裁判で、昨年6月30日に文部科学大臣がおこなった総長解任処分を取り消してもらうことともに、その審理を通じて、北大が密室の中でおこない、今なお明らかにしようとしない解任手続の真相を明らかにしたい」――北海道大学前総長の名和豊春氏は法廷の証言台に立った。総長解任処分の取り消しを求める裁判の第1回口答弁論が2月22日、札幌地方裁判所でおこなわれた。解任騒動が公になったのは2019年1月のこと。騒動の発端は、名和氏が大学本部の役職員らに対して威圧的な言動を繰り返したというパワハラ疑惑だ。その後、総長選考会議は名和氏が30件に及ぶ不適切な行為をおこなったと認定し「総長たるに適しない」として解任。だが当時の北大執行部は関係者にかん口令を敷き、解任に至る途中経過を学内に説明してこなかった。名和氏は法廷での意見陳述でそうした事実を「密室」と表現した。名和氏が法廷で訴えた思いの丈とは……


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