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News&Files 2019年3月号
取材日:2019年1月

写真大 災害発生時にハッチを開けて中に入ると身の安全を保てる

写真 収納スペースには非常時に必要な災害備蓄品を収納

災害から身を守るセコムの「あんしん防災シェルター」

 警備サービス業国内最大手の「セコム」が、地震や津波、洪水、土砂崩れなどの災害から身を守る「あんしん防災シェルター」を販売。北海道胆振東部地震で道内でも防災に対する意識が高まっており注目を集めている。

 セコム(本社・東京都渋谷区、中山泰男社長)は、1962年に「日本警備保障」として設立。64年の東京五輪で選手村の警備を担当するなど国内の民間警備のパイオニア。来年の東京2020大会でも警備を担うことが決まっている。
 多様なセキュリティサービスを展開する同社が新開発した「あんしん防災シェルター」は、地震や津波、土砂崩れ、洪水などの災害からから身を守るシェルター。
 近年、日本国内では2011年の東日本大震災、16年の熊本地震、昨年の北海道胆振東部地震のほか、豪雨や台風といった災害が頻発。今後も南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの発生が予測さている。そうしたなか同社は大規模災害の被災地で被災者や自治体、社会福祉協議会、ボランティアなどにヒアリング調査を実施してノウハウを蓄積。災害リスクが高い地域で生活、仕事をする人々向けに開発したのが「あんしん防災シェルター」だ。定員は2人。繊維強化プラスチック(FRP)製で大きさは幅1740ミリ×奥行850ミリ×高さ1000ミリ。重量は約200キロ。
 さまざまな機能が施されており、外観は国際的な救難色のオレンジ。本体は家屋などの倒壊時にも押し潰されない堅牢な設計で30トンの荷重に耐える構造だ。
 内部は、密閉構造で完璧な防水性も備える。津波や洪水で流されたケースを想定してハッチ(扉)面を上にして水に浮く「自動スイング構造」で、脱出や救助がしやすい構造だ。
 シェルター内から携帯電話やGPS端末が使用できるほか、同社の位置情報提供システム「ココセコム」を利用することも可能。シェルターごと流された場合も位置特定ができる。
 装備品も充実。津波や土石流の衝撃から体を守るヘルメット、シートベルト、低反発シート、ライフジャケットなどを装備。さらに内部側面の収納スペースには、携帯酸素(18リットル)10本、保存水(500ミリリットル)12本、ソフトパン6缶、パック毛布2枚、手回し充電式ラジオライト1台、携帯トイレ(2個セット)6個、使い捨てカイロ6個などが収納されている。使用期限のある備蓄品は、更新時期に合わせて同社から案内が来る。
 販売価格は150万円(税別)で別途、運送・設置料金が必要。
 主な設置対象となるのは
①災害発生後、高台や建物の2階以上に避難することが困難な事業所や住宅。
②守るべき財産が建物内にあり、避難に時間を要しがちな金融機関。
③災害発生時に最後まで避難が困難な災害対応従事者がいるプラントや工場など。
 万が一への備えで身の安全を保つ可能性を格段に高めることができる。 
 詳細は、セコム北海道本部 電話番号011・241・0024まで。