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桑園整形外科-膝
取材日:2019年7月

写真大 東 裕隆理事長・院長 あずま・ひろたか/1992年北海道大学医学部卒業後、市立札幌病院救急部勤務。93年北大医学部整形外科入局。2000年カルガリー大学(カナダ)留学。03年市立札幌病院整形外科副医長を経て、07年開院。11年医療法人社団くわのみ会を設立し理事長・院長に就任。日本整形外科学会認定整形外科専門医。

写真 専用マシンで血液を遠心分離させる 有効成分は血液全体の5%程度 写真 1回目の遠心分離。中間の黒みがかった層が血小板 写真 2回目の遠心分離。底に残った有効成分をひざに注射する

膝痛治療に新時代〝再生医療〟で変形性膝関節症を治療

 ひざの痛みで悩んでいる人は多く、その約8割が「変形性膝関節症」。クッションの役割を果たす膝関節の軟骨がすり減り、ひざの痛みを誘発する疾患だ。レントゲンから診断できる国内患者数は2400万人、痛みなどの症状がある患者は800万人以上いると推定されている。
 この変形性膝関節症治療の現場で、いま変化が起きている。それが〝再生医療〟だ。
「リハビリや湿布、ヒアルロン酸注射などの保存治療では治らないほど悪化しているが、手術は避けたいという患者さんは少なくありません。再生医療はその間に入る治療の選択肢になります」と桑園整形外科の東裕隆理事長は説明する。
 再生医療には2種類あり、「PRP療法」は自分自身の血液の中から血小板など良い成分だけを抽出して注射をする治療法。また、「APS療法」は、ここからさらに良い成分を絞り出して濃度を高めて注射をするものだ。「保存療法が効かなかった患者のうち7~8割が大きな改善を得ています。1回の注射で1~2年間、効果が持続できます」と東理事長。
 再生医療法の枠組みに入っており、実施できるのは国の許可を得た医療機関だけ。整形外科では札幌で3カ所、道内でも5カ所のみ。その許可を受けた医療機関の1つが同院だ。自由診療となっており、治療費はPRP療法が10万円、APS療法は30万円が目安だ。
「金銭的負担は大きいのですが、手術を回避できる選択肢です」と東理事長。
 保存療法、再生医療で治らずに、手術になっても安心だ。
 同院では開院以来、約2100例の「人工膝関節置換術」を実施。18年の1年間だけでも232例実施している。そのすべてを執刀したのが、日本整形外科学会認定整形外科専門医でもある東理事長だ。
 東理事長の術式は、体への負担が小さい「MIS」。できる限り小さく切開し、筋肉を切らずに温存できる。東理事長は、この術式をさらに磨き上げ、従来の3分の1程度の5~8センチの切開だけでおこなう。傷痕は小さく、靱帯など健康な筋組織への影響も最小限。入院期間は最長2週間程度と短く抜糸も不要。患者の身体的な負担を大幅に軽減している。 

基本データ

企業名:
医療法人社団くわのみ会 桑園整形外科
住所:
札幌市中央区北8条西16丁目28‐30
TEL:
011・633・3636
URL:
http://www.dr-azuma.net