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中村記念病院
取材日:2019年7月

写真大 上山 憲司脳卒中センター長 かみやま・けんじ/1991年札幌医科大学卒業。中村脳神経外科(現中村記念病院)勤務。脳神経外科部長・脳卒中センター長を兼務。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医。

写真 札幌市1次災害救急指定の中村記念病院 写真 24時間体制で緊急手術にも対応 写真 心原性脳塞栓症 写真 アテローム血栓性脳梗塞

急性期脳卒中に迅速に対応。国の治療センター構想に名乗り

 中村記念病院(中村博彦理事長・院長)は、日本で最初の脳神経外科専門病院としてほぼ半世紀にわたって脳疾患全般を中心とする総合的な診療体制を整えてきた。
 上山憲司医師がセンター長を務める脳卒中センターは脳外科医16人を擁し、主に発症直後の急性期脳卒中に対応する。 
 脳卒中は大きく、脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞の3症状に分類される。同院が対応する脳卒中の75%が脳梗塞だという。脳梗塞は、高齢化に伴って血管が細くなり、不整脈による血栓の発生や高血圧に起因することが多い症状だ。
「脳の血管を詰まらせている血栓(血の固まり)を回収するのが急性時の最優先治療。最近は血栓除去デバイス(器機)の性能向上もあって、血栓の回収率も向上しています」と上山センター長は語る。
 同時に血栓を溶かす注射(tPA静注)も発症4~5時間以内が有効とされ、同院では1時間以内の的確な処置を目標としている。さらに4~5時間を過ぎていても、大きな血栓の場合は、MRI画像で梗塞の状況を確認しながら血栓回収を優先するなど症状に応じた処置を施している。
「中村記念南病院(札幌市南区川沿)でも、今秋から急性期脳梗塞の血栓回収治療を実施する準備を進めています。地域的にも、より治療の幅を広げることにつながると思っています」(上山センター長)
 また、中村記念病院では2018年末に公布された「脳卒中・循環器病対策基本法」のポイントの1つとされる脳卒中治療の中枢として、拠点病院としての機能を果たす1次脳卒中センター構想に名乗りを上げた。 
 同法は、全国各地域において脳卒中治療の格差をなくし、特に急性期の治療によって健康寿命の延伸と医療・介護費の軽減を目指すもの。
「本院はその目的に応じた体制を整えることが可能であり、さらに法にうたわれている教育の場での脳卒中予防の啓発活動も可能と考えています」(上山センター長)

基本データ

企業名:
社会医療法人医仁会 中村記念病院
住所:
札幌市中央区南1条西14丁目
TEL:
011・231・8555
URL:
http://www.nmh.or.jp