カルビーポテト
〝伴走力〟で生産者の省力化を支援する
食品メーカー「カルビー」(本社・東京都千代田区)の原料部門から独立し、主にカルビーで使用するジャガイモの調達を担う「カルビーポテト」。使用調達する国産ジャガイモの約8割が道産であり、1980年に重要拠点の帯広市に設立した。新品種の開発をはじめ、栽培データの収集と分析をもとに栽培工程技術の見直しや改善を行っている。
近年は農業人口が減少する一方、1戸あたりの栽培面積は拡大。労働負担が増す中で、気候変動で高温や干ばつなど生産環境も変化している。こうした課題に向き合い、適正施肥の開発や干ばつ対策に取り組むほか、「コントラクター事業」では大型ハーベスター(収穫機)を用いた収穫や選別も請け負う。運搬作業を含め、生産者の作業負担の軽減、省力化を図っている。
導入する「4Rowハーベスター」は一度に4つの畦を収穫でき、一般的な1Rowハーベスターと比べ約4倍の作業効率が期待できる。これを操るオペレーターなども同社が用意する場合もあり、ハードとソフトの両面で人手不足問題の解決を目指している。
田崎一也社長は「生産者から加工用馬鈴薯を作りたいと言っていただくためには、他作物同様、作業を1人で完結できることが重要であり、持続可能な生産につながる。集中して取り組んでいきたい」と話す。