嵯峨秀栄測量設計
測量設計技術を礎にドローン事業で地域を支える
1963年に創業し半世紀以上にわたり空知地域のインフラ整備を支えてきた測量設計会社「嵯峨秀栄測量設計」。2015年に岩見沢市内の同業と統合し現在の体制となった。社員数はこの10年で約2倍となる30人規模へ拡大しており、社員の約3分の1を10~20代の若手が占めるなど、次世代を担う人材育成にも力を入れている。
約10年前からドローン事業に参入し、ノウハウを蓄積。現在は8機を保有し、測量や農薬散布、橋梁点検などを手掛ける。今年4月には札幌市のドローン会社を事業承継し、関連会社「DFIELD(ディフィールド)」を設立。事業を本格化させている。
嵯峨輝幸社長は「測量設計の専門知識とドローンを活用し、高精度な3Dのデータ取得から解析まで一貫して対応できる点が強みです。現場作業の時間短縮や安全性の向上、インフラ管理のデジタル化に寄与できます」と話す。近年は、地域の観光資源である三笠市のスキー場をドローンで撮影し、積雪量や斜度などを3Dデータ化。ゲレンデの魅力を数値で発信する取り組みに挑戦する。
一方、地域貢献として、社内でふ化させたサケの稚魚を岩見沢市を流れる幾春別川へ放流する活動を約30年にわたり続けている。
「インフラ整備を支えることは暮らしを守ることです。新しい技術を積極的に取り入れ、これからも地域に必要とされる会社であり続けたい」と嵯峨社長。