FTバイオパワー
低コストのバイオガスプラントを中規模酪農家に提案
バイオガスプラントの企画、設計、販売事業者として2023年に帯広市で創業した「FTバイオパワー」。世界に400基ほどの導入実績を誇るバイオガスプラントメーカー「WELTEC BIOPOWER」(本社・ドイツ)の国内唯一のセールスパートナーとして、十勝エリアの基幹産業である酪農の発展と資源循環型社会の実現を目指している。
道内のバイオガスプラントの大半は、牛のふん尿処理と発生するメタンガスで電気をつくり売電する事業モデルだが、投資額が高額なため回収は長期となり、大規模酪農牧場に限定される。こうした課題を解決するのが同社の「シン・地産地消バイオガス事業」だ。
牛のふん尿だけでなく農業残渣や食品加工残渣など、さまざまな有機資源をミックスすることでメタンガスの生成量を増加させ発電効率を高める。ハード面では、ステンレススチール製のタンクを採用することで低コスト化・短工期化を実現。道内においても、独自の熱交換技術で冬季の発酵温度を維持できることが実証されている。
「低廉なイニシャルコストと高いメタンガス発生効率によって、循環型酪農への転換が難しかった中規模畜産農家様へのご提案も可能です」と柴田浩明社長。道内では浦幌町で1基稼働しており、今年度中に新たに道内で1基建設予定。自社の実証モデルを兼ねたプラントの建設も計画中だ。〝十勝発〟ベンチャーとして酪農の持続可能な未来づくりに取り組む。