藤井牧場
フロンティアスピリットで地域と産業の未来を創る
1904年に富良野市で創業し、〝開拓者たれ〟を経営理念に掲げる。国内第一号の農場HACCPを取得したほか、2026年3月には国内初となる家畜排せつ物管理方法の変更によるJクレジットを創出。さらには健康志向のA2ミルクの生産と普及促進など、道内酪農業界を牽引する。
飼育する乳牛は2200頭、年間1万4000㌧の生乳を出荷するギガファームとして、サプライチェーンの改革にも取り組み、小売店や卸売業者と独自の流通網を構築して販路を拡大。価格競争とは一線を画した〝富良野産高品質牛乳〟として全国に存在感を示している。
一方、1次産業者や地域の課題を産学官が連携して解決する共創型プラットフォームの母体法人として、「富良野未来開拓村」を6月に設立。鹿による飼料栽培の食害や働き手の不足、飼料高騰など多様な課題と向き合っている。
藤井雄一郎社長は「当牧場を実証実験場として企業や自治体、大学などの外部機関に開放し、協働で持続可能な酪農・農業の次世代モデルを構築します」と意気込む。すでに金融機関や国内大手キャリア、航空会社、コピー機メーカーをはじめ、道内外の大学とプロジェクトが進行中。さらに新たなアグリビジネスを模索する企業などを対象に視察観光事業も開始した。
「今こそ外の血を積極的に取り入れ、大きな可能性を秘めた富良野の未来をつくります。開拓者としてチャレンジあるのみです」と藤井社長。