ほっかいどうデータベース

相沢建設

橋梁や鉄塔など大型施設の足場工事を数多く手掛ける

高所や橋梁の仮設足場施工に実績。塗装事業も好調

 製紙、石油、化学、発電など北海道を代表する工業都市の苫小牧に本社を置く「相沢建設」。

 各種プラント施設の新築や改修工事で必要不可欠な足場工事を主事業とし、苫小牧東部の国家的な石油備蓄基地「苫東備蓄」の巨大な貯蔵タンクの足場工事も30年以上にわたって担っている。地場産業の維持、発展を支えている。

 選ばれる理由は確かな技術にほかならない。発電所の煙突部などは200㍍を超えるケースもあるが、こうした高所の足場工事にも対応している。足場材の上げ下ろしで使用する高所用の特殊なウインチを導入するなど、足場材を含めた関連機器の保有数も道内屈指。道外の発電所などからのオファーも少なくない。

 もう1つの柱が橋梁の足場工事だ。高度経済成長期に造られた橋の老朽化が進んでおり、道内はもとより日本全国で改修時期を迎えている。同社では橋梁の下面や側面で作業するためにつくられるシステム吊り足場「GSシステム」を採用。一般的な単管足場とは異なる知識とノウハウが必要で、施工できる業者は限られ、こちらも胆振エリアのみならず全国から工事依頼が舞い込んでいる。

 2019年には、橋梁や鉄塔、鋼構造物を対象とした塗装事業をスタート。塗装の前に古い塗膜やさびを剥離させるブラスト処理には、研磨材を専用の装置で回収、再利用する下地処理工法「循環式ブラスト」を導入している。

「この装置は道内で5台前後しか導入されていませんが、研磨材を循環して再利用するため、産廃費用の削減につながります。機械の中で古い塗膜や粉じんを分別できることから、塗料にPCB(ポリ塩化ビフェニル)や鉛などの有害物質が含まれる可能性がある30~50年前の古い橋梁の塗り替え工事の下地処理にも有効とされています」と相澤英之社長。

 また、道路、橋梁、河川、林道、砂防ダムなど公共事業を中心とした土木工事にも対応。〝足場×塗装×土木工事〟という守備範囲の広さも施主や元請け各社の信頼につながっている。

「直接当社をご指名いただく施主様をはじめ、元請けのゼネコン各社様や発注者である自治体の期待に応え、苫小牧はもちろん、北海道や日本の産業発展に貢献していきたい」と相澤社長。

特殊装置を保有して「循環式ブラスト」を実施