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さっぽろ病院

平塚 重人 医長
ひらつか・しげと/2005年秋田大学医学部卒業。北海道せき損センター、北海道大学病院などを経て、14年我汝会さっぽろ病院に着任。日本整形外科学会認定整形外科専門医、医学博士。

術式を使い分け、脊椎治療の選択肢を広げる

 同ページ上段「えにわ病院」の分院として2007年に開院した「さっぽろ病院」は、年間426件(25年)の脊椎手術を行う。その脊椎分野の専門医が平塚重人医長だ。

 患者の身体的負担に配慮した低侵襲の手術を基本方針に掲げる。頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症では、全内視鏡手術(FESS)を実施。傷口は約8㍉で、入院期間は1週間程度と従来と比較しても短期間だ。

「低侵襲手術は、全身合併症で手術に不安を抱える患者さんにもおすすめしたい」と平塚医長。

 また、微弱な電気を流し痛みを緩和させる脊髄刺激療法(SCS)や注射のみで行う椎間板内酵素注入療法、カテーテルを用いた経仙骨裂孔脊柱管形成術(TSCP)など、保存治療にも対応。患者の状態や希望に応じて、使い分けている。

 股関節や人工関節の専門医との連携体制も構築。脊椎疾患と他部位の疾患が併存する症例にも対応できる。

 一方、平塚医長は骨粗しょう症の専門医でもある。

「脊椎疾患の背景に骨粗しょう症が潜んでいるケースは少なくない。骨折予防も含めた総合的な診療で、患者さんの生活の質向上に貢献していきたい」と語る。

内視鏡を用いた「全内視鏡手術(FESS)」