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大壮運輸

森脇有斗取締役(左)やDX推進を統括する佐藤隆槻さん(右)など管理職人材の育成にも注力

人材育成と組織作りで成長。関東への進出も狙う

 昨年、創業60年の節目を迎えた「大壮運輸」。日用雑貨など生活必需品の輸送に特化した総合物流企業だ。4月には、新たに豊島修治社長が就任し、新体制のもとで事業を推進している。 

 物流業界はドライバー不足や燃料費高騰など、厳しい環境が続いているが、業績は堅調に推移。2025年度の売上高は前年度比122%となるなど、5期連続の増収増益を達成した。好業績の要因は、人材確保と定着率の向上だ。

 豊島修治社長は「ドライバー教育の専門部署を設置して、未経験者の採用も行っています。新たな人員を戦力化できれば、受注拡大と業績向上につながる」と語る。

 さらに、中間管理職の育成にも力を注ぐ。ドライバー増加に伴いマネジメント層を強化するため、外部コンサルタントを活用。定期的に研修を実施して組織力の底上げを図っている。

「人材育成と同時に、DX化も進めています。4月からはクラウド型EPRを導入し、受注から配車、勤怠管理、請求業務までを一元化しました。ローコストオペレーションの実現が狙いです」(豊島社長)

 一方で、同社の関連会社には小売・卸売、サービス、環境事業など、自動車関連事業を関東や関西で幅広く展開している企業もある。この関連会社は、年間売上高が50億円以上にのぼる。こうした背景から、同社でも小売業の出店戦略のように、拠点単位の損益で成立させる運営ノウハウがあるという。

「当社は新たな成長ステージに入りました。まずは8月1日、試験的に札幌市北区新琴似へ営業所を開設します。これをフックに、本格的な本州進出を狙っていきます」と豊島社長。

 

毎年開催する全体会議では経営指針などを従業員にも共有
豊島修治社長