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カムイトランスストレージ

ユーザーの多様なニーズに応えながらカスタム市場での差別化を図っている

物流の粋を超えカスタムブランドで新価値を創造

 道内有数の物流集積地として発展を続ける石狩市。このエリアを基盤とする「カムイトランスストレージ」は、一般貨物運送・貨物利用運送・貨物軽運送など幅広い物流サービスを提供し、地域企業や全国のパートナー企業と共に成長してきた。

 2026年は戦略の転換点と捉えており、〝単なる物流にとどまらない〟事業展開で存在感を高めていく。

 その核となるのがトラックカスタムブランド「LBトラックス北海道」の事業拡大だ。 

 トラックコンプリートカーの販売事業をスタートしたのは23年。コンプリートスーパーカー販売国内大手「リバティウォーク」(本社・愛知県)のトラック部門「LBトラックスジャパン」の正規ディーラーとして、パーツ販売も手がけており、物流企業の枠を超えた事業領域を築いている。

 竹山弘基社長は「UDトラックスクオンや日野プロフィア、いすゞギガ、三菱ふそうスーパーグレートなど、多彩な車種のカスタムに対応します。北海道や関東、関西の販売ネットワークと連携しながら、顧客基盤の拡大に注力しています」と話す。 

 また、この一環としてアパレルやブランドグッズ販売も手掛ける。オリジナルTシャツやアクセサリーなど〝トラック以外の車ファン〟に向けたアイテムを拡充することで、物販の枠を超えたコミュニティ形成の基盤ともなったほか、ブランドの認知や顧客接点の強化にも寄与している。 

 さらに、カスタムパーツの自社開発にも乗り出す計画で、26年は石狩本社敷地内に架装工場の新設も予定している。

「デザイン性を組み込んだ車両の安全装備などの製造販売も行っていきます。これまで他社が手掛けていない分野で、当社がその先駆けとなれれば。ユーザーの多様なニーズに応えるだけでなく、カスタム市場での差別化を図り、全国規模で競争力を高めていきたい」(竹山社長) 

 同社では、こうしたコンプリートカーやオリジナルの自社製品を広くアピールするため、道内外のさまざまな展示イベントに参加している。昨年は、選ばれた車両のみが出展でき、2年に1度開催される大規模トラック展示会「ジャパントラックショー」に2回連続で出展。今年も5月に横浜で開催される同イベントに出展する予定だ。

「従来の物流機能を堅持しながらトラックの新たな価値を発信していく。ブランド戦略を加速させ、次代の市場創造を目指しています」と竹山社長。

 

自社の広告塔も務める竹山弘基社長
さまざまなグッズを展開している