日本たばこ産業(JT) 北海道支社
地域に根ざした活動で北海道に元気と笑顔を届ける
吸う人と吸わない人が共存できる社会に
国内唯一のたばこメーカー。130以上の国や地域で製品を展開するグローバル企業だ。日本の喫煙率が低下する一方、世界市場では米国やトルコをはじめとした複数市場でシェアが伸びており、売上の重要な柱となっている。
国内では、喫煙環境の変化や健康意識の高まりにより、紙巻きたばこから加熱式たばこへ移行する人が増えている。加熱式たばこ市場では、製品改良や販売促進を積極的に進めたことが功を奏し、着実にシェアを拡大している。
たばこを吸う人と吸わない人が共存できる社会の実現に向け、分煙環境の整備にも注力する。企業や自治体、飲食店などへ無償で分煙コンサルティングを実施し、たばこを吸う人、吸わない人双方が快適に過ごせる環境づくりに貢献している。
遠山尚支社長は「屋内の喫煙環境に対する規制強化に伴い、路上や公園等に喫煙者が集中し、人通りの多い場所での喫煙やポイ捨てなどの問題が生じている状況があります。分煙環境の整備を進めることで、路上喫煙者数やたばこのポイ捨てが減少した地域もあり、たばこを吸う人、吸わない人双方が快適に過ごせる環境を整えることが肝要」と話す。
また、社内では年齢や性別、性自認、性的指向、国籍だけではなく、経験、専門性など、異なる背景や価値観を尊重し、違いに価値を見出すことが企業の持続的な成長につながると考えており、多様化(ダイバーシティ)の推進を経営課題の一つとして掲げる。同性のパートナーであっても配偶者と同様の各種社内制度が利用できる整備を進めるほか、社内イントラネット上に情報ページを常設。LGBTQ+の基礎知識ウェブ検定に合格した社員のうち、希望者にオリジナルステッカーなどのレインボーグッズを配布。25年4月末時点で約700人に配布した。
これらの取り組みが評価され、25年11月には一般社団法人work with Prideが主催する「PRIDE指標2025」において、最高位のゴールドを受賞。16年から10年連続の受賞となった。
さらに25年は、LGBTQ+の人々が自分らしく働ける職場・社会の実現に向けて国や自治体、学術機関、NPO/NGOなどと協働する企業を評価する「レインボー認定」を初めて獲得した。
北海道支社では、25年9月、LGBTQなど性的少数者に対する差別解消を呼びかけるイベント「さっぽろレインボープライド」に協賛している。企業出展ブースでは「ゆるキャラ図鑑」と銘打った独自コンテンツを企画。自分らしさを投影したオリジナルキャラクターをつくる体験を提供し、多様性を尊重する空間として多くの来場者から好評を得た。
清掃活動を通じて地域に根付いた企業へ
04年からは、地域社会への貢献として市民参加型の清掃活動「ひろえば街が好きになる運動」を毎年実施している。
25年は8月2日に北広島市、9月6日に札幌市、9月27日に浜中町(霧多布湿原)で開催。札幌ではススキノ周辺の繁華街を中心に活動が行われ、329人が参加。約1125㍑のごみを回収した。ごみの収集には拾ったごみの種類や位置情報をデータ化できる「IOTトング」を活用。社会問題であるポイ捨ての削減や地域の環境美化へつなげている。
遠山支社長は「新たな年も地域社会への貢献活動を積極的に行いながら、地域の方々とのコミュニケーションを図っていきたい。北海道のお客様の笑顔を大切に、道内各地域に根付き、必要とされる企業を目指していきます」と意気込みを語る。