鈴木商会
新業種に参入し資源循環のシナジー効果を発揮
〝フォーエバーマテリアル〟をキーワードに、あらゆる資源のリサイクルを手掛け、循環型社会の確立を目指すリーディングカンパニー。
25年は事業の強化と拡大、地域連携の深化など、多面的な展開を図った1年だった。
その1つが、関連会社「HAKOBU(ハコブ)」(本社・苫小牧市)の設立だ。駒谷僚社長は「4月に当グループ初となる運送業に参入しました。資源輸送を軸に、道内の広域ネットワーク構築を進め、資源回収から運搬までの効率化を図っていく」と語る。
設備投資も推進する。苫小牧市の漁網リサイクル工場では、魚箱やウキ、ロープなど漁業関連資材の再資源化に対応した新ラインを稼働。さらに東苗穂の工場では、資源回収と保管で用いる鉄箱の製造設備を新設。資源回収の一層の効率化を見込む。
地域連携では、10月にクラブパートナーを務める北海道コンサドーレ札幌の本拠地大和ハウスプレミストドームで、衣料品の回収ブースを設置。来場者に資源回収を呼びかけることで、リサイクルへの理解促進に努めた。
一方、27年に特定技能分野に廃棄物処理業が追加されることを踏まえ、11月に外国人材の採用から定着までを担う団体「Hokkaido Global Community」を、道内6社と共同で発足。将来的な人材確保の基盤構築にも動き出した。
駒谷社長は「新たな年はさらなる設備投資と物流人材の確保に努め、循環型社会の実現に近づけたい」と意気込む。