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鈴木商会

資源の選別精度を向上

資源リサイクルで持続可能な北海道を目指す

 鉄やアルミをはじめ、家電、自動車、漁網など、あらゆる資源のリサイクルを手掛け、北海道の循環型社会の実現を目指す「鈴木商会」。

 近年は資源の分別精度の向上に注力しており、昨年には「手稲事業所」を開設。ミックスメタル(金属類が混在した廃棄物)の選別とリサイクルの内製化に着手している。

「ミックスメタルはこれまで道外出荷がメインだったが、自社の原料として活用し地産地消を目指す」と駒谷僚社長。

 今年4月には、将来的に想定される太陽光パネルの廃棄問題の解決を図るため「使用済太陽光パネル資源循環推進・北海道コンソーシアム」を設立。同社が代表幹事となり、参画する18事業者と共同で太陽光パネルの資源循環に向けた取り組みを進めている。

 一方、地域と協力してリサイクルを身近に感じられる取り組みも行っている。10月26日には、同社がクラブパートナーを務める北海道コンサドーレ札幌の公式戦が行われる大和ハウスプレミストドームに、衣料品の回収ブースを設置。この取り組みを考案した札幌藻岩高校サッカー部の部員らと共に来場者にリサイクルの呼びかけを行う。

「資源循環の社会意識向上に努め、誰もが安心して暮らせる持続可能な北海道を目指していきたい」と駒谷社長。

駒谷僚社長