社会保険労務士法人 MIKATA
ほんま・あづみ/1994年北海道武蔵女子短期大学卒業。2001年社会保険労務士登録後、02年に開業。08年特定社会保険労務士付記。14年ワーク&ライフインテグレーションを設立。ITコーディネーター。
多様な働き方を用意して人材流出を予防する
出産や育児、親の介護などビジネスパーソンにはさまざまなライフイベントが発生するが、中小企業はこうした変化に柔軟に対応できる働き方の整備が遅れており、貴重な人材の離職を招くケースは後を絶たない。「社会保険労務士法人MIKATA」では、テレワークやフレックスタイム制の導入など、〝ヒト〟のスペシャリストとして従業員の離職防止に力を入れている。
「当法人では、ライフステージの変化に対応した制度や仕組み作りを自ら実践しています」と大谷朋子社会保険労務士。自社で実践しながら培ったノウハウをもとに、就業規則の整備を中心に、在宅、時短勤務なども含めてさまざまな働き方に対応する労務コンサルティングを提供している。
今年6月に北海道ガス(本社・札幌市)の社外監査役に就任するなど、活躍のフィールドを広げている本間あづみ代表は「〝超採用難時代〟が到来した今、目の前の優秀な人材を離職させない職場づくりが不可欠です。フルタイムの正社員1人分を、制約のある働き方を迫られている複数の人材で補うなど、中小企業は新たな視点で労働力を確保することが必須です。仕組み作りは、私たち専門家に是非ご相談ください」と呼びかける。
おおたに・ともこ/2011年大阪大学人間科学部卒業。大阪市役所で福祉関係の業務に従事。17年本間社会保険労務士事務所に事務職として入社。19年社会保険労務士試験合格。20年社会保険労務士登録。