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かたみね社会保険労務士事務所

片峯 章雅
かたみね・あきまさ/日本大学卒業後、北海道庁に入庁。財務会計審査業務を経て2003年に真紀設備設計事務所に入社。22年12月にかたみね社会保険労務士事務所を開業。二級建築士の資格も持つ。

RPOが最大の特徴。新たなサービスも開始

 建築設備設計の真記設備設計事務所(札幌市西区)内で2022年に開業した「かたみね社会保険労務士事務所」。片峯章雅代表は、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引士、二級建築士などの資格を有し幅広い知識を持つ。

 テーマに掲げるのが〝人事労務のアウトソーシング〟だ。通常の社会保険労務士業務に加えて、企業の安定した事業継続を手助けするために、新卒・中途採用を中心としたRPO(採用外部委託)を行っている。

 このRPOでは採用戦略の立案、採用ターゲットの選定、応募者スクリーニング、面接面談のフォロー、採用後のフォローまでを行う。独立した人事機能を持たず、人手不足に悩む企業にとって心強いパートナーになってくれるだろう。

 さらに、大手人材会社に務めていた中村亮太氏をパートナーに迎え入れ、労務相談や採用支援、各種制度設計まで一貫したサポート体制を整備。就業規則や賃金体系、退職金制度から人材採用など、多岐にわたるサービスを提供している。

 また、片峯代表自身が真記設備設計事務所の社長を兼務していることもあり、建設分野のコンサルに強いのも同事務所の特徴だ。

 一方で、11月からは新たに採用、人事のトータルバックオフィスサービス「KUON(クオン)」をスタートした。

「採用広告を出しても人が集まらない」「若手社員が定着しない」「中核社員を引き抜かれたくない」「経営者が人事や労務を兼任し、時間も人手も足りない」といった企業が抱える問題に対し、企業規模や業種に応じたプランを提案。長期的な人材支援を行っている。

 弁護士事務所やメンタルケアを行う医療機関などとも連携し、人材コンサルと労務・法務・医療の専門家がチームとして企業をサポート。採用活動のみに止まらず定着支援や職場改善、各種制度設計、健康管理も一貫してサポートしている。サービス開始から間もないが、早くもさまざまな企業から好評を得ているという。

 利用可能なプランは複数あるが、基本プランは月額5万5000円~。追加有料オプションも用意されており、予算や支援内容など状況に応じて依頼する事が可能だ。

「私自身も設計事務所の経営者であり、経営者の気持ちや困り事が良く分かる。まずはどのような内容で困っているのかを明確にし、それに合った専門家や支援窓口を選ぶことが重要です。KUONでは、こうした悩みを一気に解決できます」と片峯代表。

KUONのサービスイメージ図
全国各地で講演会を行っている