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弁護士法人 札幌英和法律事務所

田中 康道
たなか・やすのり/2004年中央大学法学部法律学科卒業。07年横浜弁護士会登録。10年札幌弁護士会登録後、入所。一般社団法人北海道まちづくり協議会、一般社団法人日本マンション学会、一般社団法人北海道中小企業家同友会所属。

問題解決力の高さに信頼。急増するカスハラも解決

 今年で事務所開設43年の「札幌英和法律事務所」は、得意分野が異なる4人の弁護士が在籍。さまざまな問題にアプローチできる総合力が強みだ。

 田中康道副所長は事業承継支援に精通し、社内承継からM&Aを活用した再生まで多様な手法を駆使する。

 中小企業基盤整備機構北海道本部のアドバイザーも務めており、道内の商工団体や公的機関に対しての側面支援の実績も豊富だ。

 また、近年増加するカスタマーハラスメントの相談にも対応。今年は事業者向けセミナーも開催している。田中副所長は「今年の6月に、雇用管理上必要な措置を講じることを企業に義務付ける法改正がありました。具体的な対応策や指針の策定を支援します」と語る。

 一方、新堂有亮弁護士は高齢者や障がい者の支援に実績を持つ。例えば介護施設利用者と事業者のトラブルでは双方の視点から課題に向き合っている。

「虐待や介護事故など、非常にデリケートな問題だからこそ、丁寧な傾聴が欠かせません。札幌市内であれば出張相談にも応じています」と新堂弁護士。

 近年は知的財産分野にも積極的で、商標、不正競争防止法、著作権侵害に関する訴訟や交渉、契約書の作成なども行っている。

新堂 有亮
しんどう・ゆうすけ/2012年京都大学法学部卒業。14年同大学院法学研究科法曹養成専攻修了。15年弁護士登録。同年、札幌英和法律事務所に入所。25年から北海道弁護士会連合会の高齢者・障がい者支援委員会副委員長。