三和シヤッター工業 北海道事業部

防水・防火・防風製品で人も会社も守る

　近年、気候変動により日本では自然災害が多発。北海道でも災害級の大雨に見舞われる機会が増えている。直近でも８月に、大規模な大雨による被害が報告された。幸い人的被害はなかったが、最悪の場合は命の危機にさらされるケースもある。

　今の時代、企業にとっても防災対策は経営の重要なファクターと言える。災害により社員の安全が脅かされるだけではなく、事業所や工場の損壊などにより事業の継続が危ぶまれることもあるからだ。

　防水や防火、防風への対策で頼りにできるパートナーが、スチール建材メーカー国内最大手の「三和シヤッター工業」だ。シャッターやスチールドア、間仕切などの開口部製品を中心に、災害対策を強化する製品を幅広くそろえ、企業に合わせた最良の提案をしている。

　まず、道内でも被害が想定される集中豪雨やゲリラ雷雨に備える製品として注目度が高いのが、防水性を高めたシャッターやドアの「ウォーターガード」シリーズだ。

　中でも注目されているのは、業界で初めて最大３㍍の浸水に対応する防水機能を装備したパネル式シャッターの「防水シャッター」。防水・防火・防煙の機能が１つになったマルチハザード対応タイプで幅広い災害に対応する。シンプルなデザインも好評で、地下街や地下通路、建物の出入口など、設置場所を選ばない。

　また、防水性や気密性、水密性を高めた二重構造の「Ｓタイトドア」と「Ｗタイトドア」は、設備室や機械室に最適な防水ドアだ。どちらも最大３㍍の浸水に対応し、施設やオフィスのライフラインである機械設備を守るのに適している。

　迅速に浸水を防止したい場合は、軽量シャッターに手軽に取り付けられる「ｅシート」を検討してもらいたい。左右のレールとのすき間と座板の下にシートを押し込むだけで、土のうの10倍以上の防水性能を発揮。５～10分で取り付けできるため、急激な浸水にも対応できる。専用収納バッグに入る大きさで、収納場所にも困らないうえ、持ち運びにも便利だ。

　一方、火災への万全な体制を整える防火対策製品のラインナップも多彩だ。

「ファイヤード」シリーズは、ガラスの防火性を高めるに最適だ。世界有数のガラスメーカー「サンゴバン」社製の耐熱強化ガラスを採用した網なしガラスで、強度はフロート板ガラスに比べて６倍以上。高い意匠性やデザイン性も人気の理由だ。

　また、オフィスなどの出入り口には鋼製軽量ドアの「ファイヤードＬＤ」がおすすめ。「ガラス入り特定防火設備の開き戸は鋼製重量ドアが一般的」という常識を覆した商品としても知られている。

　容易に開放ができるのが特徴で、軽くて堅牢な窓付き特定消火設備として国土交通省大臣認定を取得。バリエーションも豊富なうえ、オーダーメードも可能なため、病院や高齢者施設、学校、工場内の事務所、会議室などに導入されている。

　強風や竜巻による被害も多いのが北海道だが、高性能の防風対策製品の需要も高い。

　多彩なラインナップをそろえている高強度シャッター「耐風ガード」は、体成形の形鋼ガイドレールやスラット両端部に高強度耐風フック部を標準設置して耐風圧３９００Ｐａを実現。ガイドレールからのスラット抜け出しも防止しており、沿岸部や湾岸部の施設、物流倉庫のトラックバースなどでも活躍している。

　さらに台風や冬の爆弾低気圧などにも備えたい場合は、パネル構造やローラー軸の強化により最大４５００Ｐａの耐風圧強度を実現した「耐風ガードＯＳＤ」がおすすめだ。大型物流倉庫の上階部でも十分に性能を発揮する堅牢な構造となっている。

　一方で、災害発生時には停電のリスクがあり、逃げ遅れや閉じ込めといった二次災害が起きる危険もある。こうした場合に備えるのが、停電時にも作動可能な業界初のシャッター開放用電源供給システム「Ｅコネクト」だ。取り付けも簡単で、既設の手動開放式シャッターの開閉器を交換することにより、電動化を可能としている。

24時間体制でアフターサービスも万全

　自治体や病院、津波避難タワーといった避難所向けの製品もそろえているのも同社ならでは。

　例えば、支柱にパネルや補強材を差し込むだけで簡単に組み立てられる組立式簡易間仕切りの「ファミプラ」は、避難生活の際にプライベート空間をしっかり確保するだけではなく、人とが密になる状況も抑制できる。飛沫感染防止にも有効で、緊急時の安心、安全な環境をつくり出すため、病院の待合室やオフィスの打合せスペースなどでも活躍している。

　２人、３人、４人用があり、家族単位の使用も想定。組み立て式なので、収納スペースに困らないのも特徴だ。

　なお同社では、24時間３６５日体制のメンテナンスサービスを実施するなど、万が一の際も安心できる。製品の特徴やサービスの詳細については同社まで。