SSKファシリティーズ

特許技術により配管の状態を診断し、改修費用を大幅削減
人間にとっての血管とも言われる建物の配管。その劣化具合は、賃貸物件の寿命を左右するといっても過言ではない。しかし改修コストが高額なため、先送りにするオーナーも多い。
そこで「SSKファシリティーズ」(旧札幌施設管理)が提供する建物配管の寿命診断「SPT配管診断」を紹介したい。
目に見えない配管内部をエックス線で撮影。デジタル画像を解析し、配管の更新時期を5段階で判定してオーナーに提案する。
「建物や配管を破壊せずに配管の状態と寿命が判断できる上、改修が必要な範囲だけを限定して把握できるため、改修費用を大幅に削減できる。
「診断期間は2~3日で、断水することもなく、入居者の負担も少なくて済むなどメリットは絶大です」と田中芳章会長。
この配管診断サービスは、2020年に「インフラメンテナンス大賞」(国土交通省)優秀賞を受賞した他、「東京都トライアル発注認定制度」「北海道新商品トライアル制度」「デジタル庁技術検証事業」に認定されるなど公的評価も高い。
田中会長は「この分野の権威である東京大学の上床美也教授と共同開発した独自の特許技術です。道外でも国会議事堂をはじめ、首都圏の大手不動産会社所有ビル、鹿児島県の種子島宇宙センターなどの診断実績があります」と自信を見せる。