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三つ葉不動産開発

「ピタットハウス学園前店」の外観

エリア特化の客付けが強み。入居率を高め資産価値を向上

「新築物件だから埋まる、と言うのは10年前まで。入居者ニーズを汲み取れないと空室は続きます」と話すのは「三つ葉不動産開発」の遠藤政志社長。

 同社は企画から管理、売却まで対応しており、特に得意とするのが物件管理と空室対策だ。

 グループ内で賃貸仲介店のピタットハウス「学園前店」と「東区役所前」を運営し、札幌市豊平・東区の特性を十分に把握している。日々変化するエリアニーズを的確に捉え、地域ごとの最適な空室対策を提案。仲介店と連携を図ることでスムーズな客付けを可能としている。

 また、同社では「空室対策の基本は退去を最小限に抑える事」と捉え、定期巡回や清掃を徹底的に行う。外注せず自社の専門従業員が丁寧に行っており、特に清掃は月2回以上を推奨。そのうち1回は同社が無料で行うなど、入居者はもちろん、内見者がいつ訪れても良い状態に物件を管理している。

「入居率の高さは物件の収益性に直結し、資産価値へダイレクトに影響を与えます。例えば、エアコンの取り付けは約20万円程度かかりますが、賃料に数千円上乗せもできます。エアコンの有無で入居率や退去率が大きく変わるため、売却時の価格は2~300万変わる。先を見据える事が安定収益の近道です」と遠藤社長。