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エアコンの電気代を削減。室外機用塗料を販売開始

「テラノペイント」は0.1ミリメートルの薄い塗布でも効果を発揮する

住宅・店舗リノベーションの「東陽AP」(本社・旭川市、沼倉寿和社長)が、4月にエアコン室外機用の遮熱塗料「テラノペイント」の道内での取扱いを開始した。

「テラノペイント」は、テラノテクノロジー(本社・ 静岡県浜松市)と国立研究開発法人 産業技術総合研究所が共同研究で開発した、エアコン室外機に特化した遮熱塗料だ。

 室外機の外装に塗るだけで、不整形シリカと複合産物系の遮熱顔料が、太陽光などの熱線を反射するほか、室外機内の熱を放熱し、空調機器の電力消費を抑える働きがある。

 大型室外機を設置する店舗や工場などで検証が行われており、九州エリアの大型パチンコ店の検証では、1日平均で約25%の大幅な電気料金を削減。年間8・7㌧のCO2排出量の抑制にも貢献したというデータもある。

 塗膜は水になじみやすい親水性で、降雨などで表面の汚れを洗い出すセルフクリーニング効果もあるほか、劣化が少なく、高い持続性も特長で、塗料には10年間の保証が付いている。

 テラノペイントの北海道施工販売代理店として取扱いを開始した沼倉寿和社長は「一般住宅からビルや店舗など、あらゆる場所の室外機に施工可能です。数年で採算が取れますので、電気料金が高騰するなか、エアコンの電気代を心配されている方は気軽にご相談いただきたい」と話す。 

 

旭川市にある本社