エイシンカッター

建設業の〝切る〟専門家。多種多様な現場に携わる
「エイシンカッター」はコンクリート切断の専門業者。2021年に「栄進カッター工業」(本社・札幌市)の旭川支店が独立し、順調に業績を伸ばしている。
建設工事の際に、道路や壁など施工部分のコンクリートを切断し、道路埋設物や壁内設備の工事を可能にする。水道管の入れ替えやガス工事、漏水やガス漏れの修理、大雨などの災害復旧といった現場で活躍し、ライフラインを支える。
このほか、橋梁解体や風車の基礎工事、用水路の改修、住宅外構の整備など幅広く対応。顧客は道内全体で約300社。年間2000件以上の現場に携わる。
服部尚社長は「ニッチですが、建設工事になくてはならない仕事です。コンクリートを〝切る〟と言っても多種多様な現場があり、他社で断られた案件も当社の設備と豊富なノウハウで対応します」と話す。
こうした需要に応えるため働き方改革も推進。土日祝日の完全休日化のほか、半年に一度査定を行い、年功序列ではなく技術や成長を評価する仕組みで若年層の働き方へのニーズに応える。賞与や休日出勤手当など従業員への還元も徹底する。
「従業員の働きやすさを追求し、次世代の技術者を育成していきたい」と服部社長。

