大光警備

次世代AI警備システムの導入でDX化を推進
1991年に小樽市で創業した「大光警備」は、交通誘導やイベント、施設、身辺警備などを行う総合警備会社だ。建設工事現場での交通誘導はもちろん、北海道マラソン、ライジングサンロックフェスティバル、真駒内花火大会、有名アーティストのコンサートなどでも警備業務を担い、地域の安全を支えている。
北海道警備業協会の理事も務める2代目の大八木貴厳社長は、業界の発展を見据え、先進的な取り組みを推進。その一環として今年1月、道内で初めてAI警備システム「KB‐eye for 交通制御」を導入した。
車両の通過数や渋滞情報をリアルタイムで取得し、片側交互通行に最適な信号切替タイミングをAIが判断・制御する次世代の交通誘導システムで、従来の警備員誘導より効率的かつ安全な交通管理が可能となった。人手不足や警備員の高齢化など業界の課題解決ツールとしても期待されている。
大八木社長は「AIを活用した新しい警備の形を確立し、業界のDX化を推進していく。警備業界のイメージを刷新し、より魅力的な職業にしていきたい」と話す。
今後は、AIを管理・運用する「AIオペレーター」という新たな専門職のポジションを設け、若手人材の確保や育成に力を入れる方針だ。
